症状チェック
のうしゅよう
脳腫瘍
脳腫瘍とは
脳腫瘍には、良性と悪性があり、種類もたくさんあります。腫瘍のできる場所によって症状もさまざまです。症状が出るときは、すでに腫瘍が大きくなっていると考えられます。悪性の場合は、症状がなくても進行が早いこともあります。
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- [ご利用上の注意]
- 「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。
主な良性脳腫瘍
髄膜腫…くも膜にできます。ほぼ全摘出が可能です。頭痛やけいれん発作の症状が出ます。
下垂体腫瘍…女性に多く、下垂体にできます。月経不順や出産しないのに母乳が出たりする症状があります。また、視神経が圧迫されるとものが見えにくくなります。
聴神経腫瘍…脳幹から出ている耳の神経にできます。めまい、聞こえにくくなる、顔面神経まひ、頭痛といった症状があります。
主な悪性脳腫瘍
神経膠腫(グリオーマ)…脳の神経膠(こう)細胞(グリア細胞)という神経細胞をくっつける細胞から発生する腫瘍です。脳のがんと呼ばれ、摘出は不可能です。
転移性腫瘍…ほかの臓器などのがんが脳に転移したものです。肺がん、乳がん、消化器がん、甲状腺がんなどの転移が多く、肉腫やメラノーマといった悪性腫瘍からも転移します。
脳腫瘍の治療
良性の場合は摘出手術が効果的で、完治が可能です。悪性の場合は放射線治療が一般的です。それぞれの大きさ、種類、場所などによって治療法が決められます。
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監修者

赤坂山王クリニック院長
レコール デュ ヴァン校長
梅田 悦生(うめだ よしお)
1942年生まれ、兵庫県出身。
大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。
症状から病気を調べる
主な症状と、付随する症状から、疑われる病気を調べることができます。
片麻痺と付随する症状 | 疑われる病気名 | |
---|---|---|
急に起こる | 意識障害、感覚障害、言語障害 | 脳梗塞 、 脳出血 |
突然の頭痛、嘔吐、意識消失 | くも膜下出血 | |
24時間以内、多くは数分で治まる麻痺 | 一過性脳虚血発作 | |
6歳前の小児、発熱、主に半身のけいれん | 急性小児片麻痺 | |
発熱、意識障害、頭痛 | 日本脳炎 | |
急~やや急 | 視力低下、しびれ感、歩行障害 | 多発性硬化症 |
やや急~徐々 | 頭痛、不眠、神経質、無力感 | 神経ベーチェット病 |
徐々に起こる | 頭痛、嘔吐、てんかん発作、言語障害 | 脳腫瘍 |
頭部外傷後、頭痛、認知症状 | 慢性硬膜下血腫 | |
全身の筋肉がやせて力がなくなる | 筋萎縮性側索硬化症 | |
手や腕の麻痺、温痛覚がなくなる | 脊髄空洞症 |
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