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イブグリース皮下注オートインジェクター

注射薬

処方薬情報の見方

種別

注射薬

大分類/中分類

在宅で管理する注射薬/アレルギー疾患の薬

解説タイトル

アレルギー疾患用分子標的治療薬

一般名 解説

レブリキズマブ(遺伝子組み換え)
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

注射用剤 / 250mg2mL 1キット 61,520.00円

製薬会社 解説

イーライリリー

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

アレルギー疾患用分子標的治療薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

成人および12歳以上かつ体重40kg以上の小児には,初回および2週後に1回500mg,4週以降,1回250mgを2週間隔で皮下投与。状態に応じて,4週以降,1回250mgを4週間隔で皮下投与することができる。

識別コード 解説

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

[オマリズマブの適応症]気管支ぜんそく(既存治療によってもぜんそく症状をコントロールできない難治の患者に限る)/季節性アレルギー性鼻炎(既存治療で効果不十分な重症または最重症患者に限る)/特発性の慢性じん麻疹(既存治療で効果不十分な患者に限る)
[メポリズマブの適応症]気管支ぜんそく(既存治療によってもぜんそく症状をコントロールできない難治の患者に限る)/既存治療で効果不十分な好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
[デュピルマブの適応症]気管支ぜんそく(既存治療によってもぜんそく症状をコントロールできない重症または難治の患者に限る)/既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎,結節性痒疹,特発性の慢性じん麻疹/鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎(既存治療で効果不十分な患者に限る)
[ベンラリズマブの適応症]気管支ぜんそく(既存治療によってもぜんそく症状をコントロールできない難治の患者に限る)
[トラロキヌマブの適応症]既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎
[レブリキズマブの適応症]既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎
[ネモリズマブの適応症]既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎に伴うそう痒(かゆみ)/〈バイアルのみ〉既存治療で効果不十分な結節性痒疹

解説 解説

ここに掲載する製剤は,気管支ぜんそくをはじめとするアレルギー疾患が適応の分子標的治療薬です。オマリズマブは免疫グロブリンE(IgE)に,メポリズマブはインターロイキン(IL)-5に,デュピルマブはIL-4受容体αサブユニットに,ベンラリズマブはIL-5受容体αサブユニットに,トラロキヌマブとレブリキズマブはIL-13に,ネモリズマブはIL-31RAに特異的に結合して効果を発揮します。
このうち,メポリズマブのヌーカラ皮下注シリンジとペン,デュピルマブのデュピクセント皮下注シリンジとペン,トラロキヌマブのアドトラーザ皮下注シリンジ,ネモリズマブのミチーガ皮下注用シリンジは,治療開始後,医師により適用が妥当と判断された人は自己注射も可能です。

使用上の注意

警告 解説

[デュピルマブ,トラロキヌマブ,レブリキズマブ,ネモリズマブ]本剤の投与は,適応疾患の治療に精通している医師のもとで行うこと。

基本的注意 解説

*メポリズマブ(ヌーカラ皮下注シリンジ・ペン),デュピルマブ(デュピクセント皮下注シリンジ・ペン)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……寄生虫(蠕虫(ぜんちゅう))に感染している人
(3)自己注射……本剤の投与開始にあたっては,医療施設において,必ず医師によるか医師の直接の監督のもとで投与を行います。ヌーカラ皮下注シリンジ・ペン,デュピクセント皮下注シリンジ・ペンは,治療開始後,医師により適用が妥当と判断された人は自己注射も可能です。自己注射を行う場合は,(1)本剤を冷蔵庫に保存しておく。(2)投与前に冷蔵庫から取り出し,ヌーカラとアドトラーザは最低30分,デュピクセントは300mgは45分以上,200mgは30分以上かけて室温に戻しておく。(3)投与直前まで本剤の注射針のキャップを外さないこと。キャップを外したら直ちに投与する。(4)皮膚が敏感な部位,皮膚に損傷,打撲や傷のある部位には注射しない。(5)投与部位は,大腿部,腹部,上腕部とすること。同一箇所へ繰り返し注射することは避ける。(6)本剤は1回使用の製剤であり,再使用しないこと。
(4)生ワクチン接種は禁止……[デュピルマブ]本剤の使用による感染症発現のリスクを否定できないので,使用直前および使用中は生ワクチンの接種を行ってはいけません。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。気管支ぜんそくの場合,メポリズマブは6歳未満,デュピルマブは12歳未満,未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)アナフィラキシー(血圧低下,呼吸困難,意識消失,めまい,吐きけ,嘔吐,かゆみ,潮紅,血管性浮腫など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

[メポリズマブ]
(1)おこることがある副作用……アレルギー反応(じん麻疹,血管浮腫,発疹,気管支けいれん,低血圧)/下気道感染症,咽頭炎,尿路感染/頭痛/鼻閉/上腹部痛/湿疹/背部痛/発熱/注射部位反応(疼痛,紅斑,腫脹,かゆみ,灼熱感)
[デュピルマブ]
(1)おこることがある副作用……結膜炎,口腔ヘルペス,単純ヘルペス/アレルギー性結膜炎,眼瞼炎,眼乾燥,眼そう痒症,角膜炎,潰瘍性角膜炎/注射部位反応,注射部位紅斑・かゆみ・浮腫/頭痛/発疹/発熱,血清病,血清病様反応,関節痛
(2)検査などでわかる副作用……好酸球増加症

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2024/10/15