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いみぐらんきっとひかちゅう
イミグランキット皮下注
注射薬
種別
注射薬
大分類/中分類
在宅で管理する注射薬/片頭痛の薬
解説タイトル
セロトニン1B/1D受容体作動型片頭痛治療薬
一般名 解説
スマトリプタンコハク酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る
剤形/保険薬価 解説
注射用剤 / 3mg0.5mL 1筒 1,851.00円
製薬会社 解説
グラクソ
先発/ジェネリック 解説
先発品
分類 解説
5-HT1B/1D受容体作動型片頭痛治療薬
規制 解説
劇薬
使用量と回数 解説
片頭痛・群発頭痛発作の頭痛発現時に1回3mgを皮下投与。ただし1回3mg,1日6mgを超えないこと。医師により適用が妥当と判断された場合は自己注射も可能(基本的注意の(3)参照)。
識別コード 解説
その他 解説
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
〈注〉(1)家族性片麻痺性片頭痛,孤発性片麻痺性片頭痛,脳底型片頭痛,眼筋麻痺性片頭痛の患者は使用してはいけません。(2)十分な問診・診察・検査を受けた後に処方されるべき人……(a)今までに片頭痛または群発頭痛と診断されたことのない人,(b)診断されたことはあるが,症状や経過がそのときとは異なっている人
解説 解説
本剤は頭痛の発現時にのみ使用する薬剤で,予防のための効果はありません。なお,医師により適用が妥当と判断された人は自己注射が可能です。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(2)慎重に使用すべき場合……虚血性心疾患の可能性のある人(例えば,虚血性心疾患を疑わせる重い不整脈,閉経後の女性,40歳以上の男性,冠動脈疾患の危険因子を有する人)/てんかん様発作の前歴あるいはてんかん様発作をおこす危険因子のある人(脳炎などの脳疾患,けいれんの閾値(いきち)を低下させる薬剤の使用中など)/肝機能障害(重篤な肝機能障害患者を除く)/腎機能障害/スルフォンアミド系薬剤に対するアレルギーの前歴/コントロールされている高血圧症/脳血管障害の可能性のある人/高齢者
(3)自己注射……医療機関において適切な在宅自己注射教育を受けた人は,自己注射することができます。(1)必ず専用のペン型注入器を用います。(2)使用量・回数および注射部位は処方医の指示通りに。(3)本剤使用後,胸痛や胸部圧迫感などの一過性の症状(強度で咽喉頭部に及ぶことがある)がおこることがあります。心筋梗塞・狭心症などの虚血性心疾患の可能性もあるので,直ちに処方医へ連絡してください。その他,何らかの異常がみられたら連絡を。(4)本剤の注射針のカバーには天然ゴム(ラテックス)が含まれています。ラテックスアレルギーのある人は,本剤を使用する前にその旨を処方医に伝えてください。アレルギー反応の症状が現れた場合には,速やかに処方医に連絡します。
(4)使用方法……[片頭痛]1回の頭痛発作において,初回投与で頭痛が軽減した場合には,24時間以内におこった次の発作に対して追加投与することができますが,2回の投与の間には少なくとも1時間の間隔をおきます。[群発頭痛]1日2回の発作に投与することができますが,2回の投与の間には少なくとも1時間の間隔をおきます。
(5)スマトリプタン系薬剤の併用方法……スマトリプタン製剤を組み合わせて使用する場合は少なくとも以下の間隔をあけて投与します。(1)注射液投与後に内服薬(錠剤・内用液)あるいは外用薬(点鼻液)を追加投与する場合には1時間以上。(2)錠剤・内用液投与後に注射液を追加投与する場合には2時間以上。(3)点鼻液投与後に注射液を追加投与する場合には2時間以上。
(6)薬剤の使用過多による頭痛……本剤を含むトリプタン系薬剤の使用により,頭痛が悪化することがあります。頭痛が改善しない場合は処方医にその旨を伝えてください。「薬剤の使用過多による頭痛」の可能性を考慮し,使用を中止するなどの適切な処置がとられます。
(7)授乳婦……本剤は皮下投与後に母乳中へ移行することが認められています。授乳中の人は,投与後12時間は授乳をしないようにしてください。
(8)危険作業は中止……片頭痛あるいは本剤投与により眠けを催すことがあるので,使用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(9)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(2)おこることがある副作用……呼吸困難/頻脈,徐脈,動悸,レイノー現象/悪心,嘔吐,虚血性大腸炎/眼のちらつき,視野狭窄,複視,眼振,暗点,一過性の視力低下/めまい,眠け,感覚障害(錯感覚,しびれなどの感覚鈍麻など),ふるえ,ジストニア/(注射部位の)痛み,腫脹,灼熱感,紅斑,挫傷,出血/痛み(胸痛,咽喉頭痛,頭痛,筋肉痛,関節痛,背部痛,頸部痛など),熱感,圧迫感,ひっ迫感,倦怠感,脱力感,潮紅,重感,冷感
(3)検査などでわかる副作用……一過性の血圧上昇,低血圧/肝機能障害
併用してはいけない薬 解説
注意して併用すべき薬
(2)併用するとてんかん様発作がおこることがある薬剤……けいれんの閾値を低下させる薬剤
海外評価 解説
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- C
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2024/10/15