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ぷれがばりんおーでぃー

プレガバリンOD

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

痛み・炎症・熱の薬/解熱鎮痛薬

解説タイトル

神経障害性疼痛治療薬

一般名 解説

プレガバリン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 25mg 1錠 14.90円
錠剤 / 75mg 1錠 24.30円
錠剤 / 150mg 1錠 33.40円

製薬会社 解説

ケミファ

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

神経障害性疼痛治療薬

規制 解説

使用量と回数 解説

神経障害性疼痛:1日150~600㎎を1日2回に分けて服用。線維筋痛症:1日150~450㎎を1日2回に分けて服用。

識別コード 解説

25mg 本体コード:プレガバリン OD:25 ケミファ
75mg 本体コード:プレガバリンOD 75 ケミファ
150mg 本体コード:プレガバリンOD 150 ケミファ

その他 解説

保険収載年:2010/6

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

神経障害性疼痛
[プレガバリンのみの適応症]線維筋痛症に伴う疼痛

解説 解説

神経障害性疼痛とは,中枢・末梢神経が損傷されておこる,一般的な解熱鎮痛薬が効きにくいタイプの痛みです。本剤は,神経細胞(ニューロン)と他の神経細胞との接合部分であるシナプスにおいてカルシウムの流入を低下させ,興奮性神経伝達物質の放出を抑制することで,過剰に興奮した神経を鎮めて痛みを和らげると考えられています。
プレガバリンはまた,線維筋痛症という全身の強い痛みやこわばりなどが現れる原因不明の疾患にも用いられます。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*両剤の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害/高齢者/[プレガバリンのみ]重度のうっ血性心不全/血管浮腫の前歴/薬物依存またはその前歴,精神障害
(3)急激な服用中止……本剤の服用を急に中止すると,不眠,吐きけ,下痢,食欲減退,頭痛,不安感,多汗症などの離脱症状が現れることがあるので,自己判断で中止しないでください。
(4)体重増加……本剤の服用によって体重が増加することがあります。肥満に注意し,肥満の徴候が現れた場合は,食事療法,運動療法などで減量する必要があります。
(5)眼の症状……本剤の服用によって弱視,視覚異常,霧視,複視などの眼の症状が現れることがあります。異常を感じた場合は,すぐに処方医に連絡してください。
(6)危険作業は中止……本剤の服用によって,めまい,傾眠,意識消失などが現れることがあるので,服用中には自動車の運転など危険を伴う機械の操作には従事しないようにしてください。特に高齢者では,これらの症状により転倒し骨折などをおこすおそれがあるので十分に注意してください。
(7)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:[プレガバリン]服用するときは授乳を中止。[ミロガバリンベシル酸塩]治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)めまい,傾眠,意識消失。(2)肝機能障害。
[プレガバリンのみ](3)心不全,肺水腫(特に心血管障害がある人)。(4)横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感など)。(5)腎不全。(6)過敏症(血管浮腫など)。(7)低血糖(脱力感,倦怠感,冷汗,ふるえ,意識障害など)。(8)間質性肺炎(せき,呼吸困難,発熱など)。(9)ショック,アナフィラキシー。(10)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),多形紅斑。(11)劇症肝炎。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

[プレガバリン]
(1)服用を中止し,処方医に連絡する副作用……発疹,かゆみ,湿疹,眼窩周囲浮腫,冷汗,じん麻疹,丘疹/尿閉
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……食欲不振,食欲亢進/不眠症,錯乱,失見当識,多幸気分,異常な夢,幻覚,うつ病,落ち着きのなさ,気分動揺,抑うつ気分,無感情,不安,リビドー消失,睡眠障害,思考異常,離人症,無オルガズム症,激越,喚語困難,リビドー亢進,パニック発作,脱抑制/浮動性めまい,頭痛,平衡障害,運動失調,ふるえ,注意力障害,感覚鈍麻,嗜眠(しみん),構語障害,記憶障害,健忘,錯感覚,協調運動異常,鎮静,認知障害,ミオクローヌス,反射消失,ジスキネジー,精神運動亢進,体位性めまい,知覚過敏,味覚異常,灼熱感,失神,精神的機能障害,会話障害,昏迷,嗅覚錯誤,書字障害/霧視,複視,視力低下,視覚障害,網膜出血,視野欠損,眼部腫脹,眼痛,眼精疲労,流涙増加,光視症,斜視,眼乾燥,眼振,眼刺激,散瞳,動揺視,深径覚の変化,視覚の明るさ,角膜炎/耳鳴り,聴覚過敏/動悸,第1度房室ブロック,頻脈,洞性不整脈,洞性徐脈,心室性期外収縮,洞性頻脈/ほてり/呼吸困難,鼻咽頭炎,せき,いびき,鼻出血,鼻炎,鼻乾燥,鼻閉,咽喉絞扼(こうやく)感/便秘,悪心,下痢,腹痛,嘔吐,腹部膨満,消化不良,鼓腸,胃炎,胃不快感,口内炎,流涎(りゅうぜん)過多,胃食道逆流性疾患,膵炎,舌腫脹,腹水,嚥下障害/多汗症,脱毛/筋力低下,筋痙縮(けいしゅく),関節腫脹,四肢痛,背部痛,筋肉痛,重感,関節痛,筋骨格硬直/尿失禁,排尿困難,尿閉,乏尿/乳房痛,勃起不全,女性化乳房,射精遅延,性機能不全,無月経,乳房分泌,月経困難症,乳房肥大/浮腫,口渇,疲労,異常感,歩行障害,顔面浮腫,無力症,疼痛,圧痕浮腫,倦怠感,胸痛,発熱,冷感,悪寒,易刺激性,酩酊感,胸部絞扼感/転倒・転落/体重増加,体重減少
(3)検査などでわかる副作用……好中球減少症,白血球減少症,血小板減少症/脂質異常症(高脂血症),高血糖/高血圧,低血圧/CK増加,ALT・AST増加,アミラーゼ増加,クレアチニン増加,尿酸増加,カリウム減少

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

[プレガバリン]
(1)本剤との併用で呼吸不全,昏睡が現れたとの報告がある薬剤……中枢神経抑制薬(オピオイド系鎮痛薬)
(2)本剤との併用で副作用が強まるおそれがある薬剤など……オキシコドン(がん疼痛治療薬(2)),ロラゼパム(ベンゾジアゼピン系安定薬),アルコール(飲酒)→認知機能障害,粗大運動機能障害/アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬))→血管浮腫(顔面,口,頸部の腫脹など)/チアゾリジン系薬剤(ピオグリタゾン塩酸塩)など→末梢性のむくみ
[ミロガバリンベシル酸塩]
(1)併用すると本剤の作用が強まるおそれがある薬剤……プロベネシド(プロベネシド),シメチジン(ヒスタミンH2受容体拮抗薬
(2)併用すると注意力,平衡機能の低下が強まるおそれがある薬剤など……ロラゼパム(ベンゾジアゼピン系安定薬),アルコール(飲酒)

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27