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ばくすみーてんびふんまつざい
バクスミー点鼻粉末剤
外用薬
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
低血糖時の救急処置
解説 解説
グルカゴンは血糖上昇作用を有する物質です。低血糖は,糖尿病の治療中にみられる頻度の高い緊急事態で,すぐに対処しなければならない病態です。低血糖がおきたとき,通常は自分で用意している糖分を飲んで対処しますが,ときに意識がなくなったりして,自分で糖分を摂取できない場合があります。本剤はこのような周りの人の助けが必要な重症低血糖になったとき,看護者(家族など)によって鼻の中に噴霧してもらう,単回使用の使い捨ての救急治療薬です。
なお,グルカゴンの血糖上昇作用は,主として肝グリコーゲンの分解によるので,飢餓状態,副腎機能低下症,頻発する低血糖,一部糖原病,肝硬変などの場合では,血糖上昇効果はほとんど期待できません。 また,アルコール性低血糖の場合には血糖上昇効果はみられません。
なお,グルカゴンの血糖上昇作用は,主として肝グリコーゲンの分解によるので,飢餓状態,副腎機能低下症,頻発する低血糖,一部糖原病,肝硬変などの場合では,血糖上昇効果はほとんど期待できません。 また,アルコール性低血糖の場合には血糖上昇効果はみられません。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/褐色細胞腫
(2)低血糖症状が改善しない場合……低血糖を生じた人に本剤を投与しても意識レベルの低下などの低血糖症状が改善しない場合は,直ちにブドウ糖などを静脈内投与するなど適切な処置を行う必要があります。本剤の繰り返し投与によるグルコース濃度上昇作用の増大は認められていないため,本剤または他のグルカゴン製剤の追加投与は行わないでください。なお,回復した場合でも糖質投与を行うことが望まれます。
(3)危険作業に注意……本剤の投与で意識レベルが一時回復しても,低血糖の再発や遷延により,めまい,ふらつき,意識障害をおこすことがあるので,高所作業,自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際は十分に注意してください。
(4)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
(2)低血糖症状が改善しない場合……低血糖を生じた人に本剤を投与しても意識レベルの低下などの低血糖症状が改善しない場合は,直ちにブドウ糖などを静脈内投与するなど適切な処置を行う必要があります。本剤の繰り返し投与によるグルコース濃度上昇作用の増大は認められていないため,本剤または他のグルカゴン製剤の追加投与は行わないでください。なお,回復した場合でも糖質投与を行うことが望まれます。
(3)危険作業に注意……本剤の投与で意識レベルが一時回復しても,低血糖の再発や遷延により,めまい,ふらつき,意識障害をおこすことがあるので,高所作業,自動車の運転など危険を伴う機械を操作する際は十分に注意してください。
(4)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
(1)ショック,アナフィラキシー。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
併用してはいけない薬 解説
併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。
注意して併用すべき薬
海外評価 解説
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。
データ更新日:2024/10/15









