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ろぺらみどえんさんえん

ロペラミド塩酸塩

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

胃腸の薬/整腸薬・下痢止め

解説タイトル

ロペラミド

一般名 解説

ロペラミド塩酸塩
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剤形/保険薬価 解説

カプセル剤 / 1mg 1カプセル 5.90円

製薬会社 解説

長生堂=日本ジェネリック

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

止瀉薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1日1~2mg(0.1%細粒剤1~2g,0.2%細粒剤0.5~1g)を1~2回に分けて服用。小児用細粒剤・ドライシロップは,1日0.02~0.04mg/kg(体重)を2~3回に分けて服用。

識別コード 解説

1mg 包装コード:TA 本体コード:TA

その他 解説

保険収載年:1981/9

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

下痢症

解説 解説

構造式的には抗精神病薬のハロペリドール(ブチロフェノン系薬剤)の誘導体です。腸管に直接作用して,腸のぜん動運動を抑制して下痢を止めるといわれています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*ロペラミド塩酸塩(ロペミン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……出血性大腸炎/抗生物質服用による偽膜性大腸炎/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/低出生体重児,新生児および6カ月未満の乳児
(2)特に慎重に服用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……感染性下痢のある人/潰瘍性大腸炎/6カ月以上2歳未満の乳幼児
(3)慎重に服用すべき場合……重い肝機能障害
(4)過量服用……外国で,過量服用により昏睡,呼吸抑制,縮瞳,協調異常,筋緊張低下,傾眠,尿閉などの中毒症状が報告されています。また,腸管壊死に至る麻痺性イレウスにより死亡に至った例,QT延長,重篤な心室性不整脈,ブルガダ症候群の顕在化が報告されています。指示された量以上に服用しないでください。
(5)薬物依存性……動物実験での大量投与で,薬物依存性が認められています。服用にあたっては,用量や服用期間など,処方医の指示を守ってください。
(6)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,めまいなどをおこすことがあります。高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(7)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)イレウス(腸閉塞),巨大結腸。(2)ショック,アナフィラキシー(全身発赤,じん麻疹,呼吸困難など)。(3)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(血管浮腫,発疹,じん麻疹,かゆみ,多形紅斑,水疱性皮膚炎)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……便秘
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……頭痛,傾眠傾向,鎮静,筋緊張低下,意識レベルの低下,筋緊張亢進,意識消失,昏迷,協調運動異常/腹部膨満,腹部不快感,悪心・嘔吐,腹痛,食欲不振,消化不良,口内不快感,味覚の変調,鼓腸/尿閉/眠け,めまい,発汗,倦怠感,口渇/疲労,体温低下,発熱,散瞳,縮瞳
(4)検査などでわかる副作用……AST・ALT・γ-GTPの上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の効果が弱まるおそれがある薬剤……ケイ酸アルミニウム,タンニン酸アルブミン(その他の止瀉薬)(同時に服用しないこと)
(2)併用すると本剤の作用が強まることがある薬剤……リトナビル(エイズ治療薬(2)),キニジン硫酸塩水和物(キニジン硫酸塩水和物),イトラコナゾール(深在性真菌治療薬
(3)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤……デスモプレシン酢酸塩水和物(夜尿症・夜間頻尿治療薬

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • B

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27