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わるふぁりんけー
ワルファリンK
内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
その他の循環器系の薬/血液凝固を防ぐ薬
解説タイトル
ワルファリンカリウム
一般名 解説
ワルファリンカリウム
この薬の先発薬・後発薬を全て見る
剤形/保険薬価 解説
錠剤 / 0.5mg 1錠 9.80円
錠剤 / 1mg 1錠 9.80円
錠剤 / 2mg 1錠 9.80円
製薬会社 解説
ニプロ
先発/ジェネリック 解説
先発品
分類 解説
抗凝血薬(クマリン系)
規制 解説
使用量と回数 解説
処方医の指示通りに服用。
識別コード 解説
0.5mg 包装コード:0.5mg:HD 371 0.5 本体コード:HD 371:0.5
1mg 包装コード:1mg:HD 372 1 本体コード:HD 372:1
2mg 包装コード:2mg:HD 373 2 本体コード:HD 373:2
その他 解説
保険収載年:1978/2
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
解説 解説
この薬は使い方がむずかしいので,処方医の指示にきちんと従うことが大切です。特に,他の薬剤を服用しているときは,そのことを処方医に必ず伝えてください。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……出血している人(血小板減少性紫斑病,血管障害による出血傾向,血友病その他の血液凝固障害,月経期間中,手術時,消化管潰瘍,尿路出血,喀血,流早産・分娩直後など性器出血を伴う妊産褥婦,頭蓋内出血の疑いのある人など)/出血する可能性のある人(内臓腫瘍,消化管の憩室炎,大腸炎,亜急性細菌性心内膜炎,重症高血圧症,重症糖尿病など)/重い肝機能障害・腎機能障害/中枢神経系の手術または外傷後日の浅い人/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人/骨粗鬆症(こつそしょうしょう)治療用ビタミンK2製剤(メナテトレノン(メナテトレノン(ビタミンK2)))の服用中/イグラチモド(その他のディーマード(DMARD)製剤)の服用中/ミコナゾール(ゲル剤(カンジダ治療薬)・注射薬・錠剤(カンジダ治療薬))の使用中
(2)慎重に服用すべき場合……肝炎,下痢,脂肪の吸収不全,慢性アルコール中毒,うっ血性心不全,敗血症,遷延性低血圧症,新生児のビタミンK欠乏時/悪性腫瘍/甲状腺機能亢進症・低下症/産褥婦,高齢者
(3)指示を厳守……本剤は,必ず指示されたとおりに服用してください。服用を忘れたときの対応の仕方なども,処方医から伝えられます。また,他院や他科を受診するときは,本剤の服用を医師,歯科医師,薬剤師に知らせてください。
(4)抗凝血薬療法手帳……本剤の服用者には,患者用説明書,患者携帯用の抗凝血薬療法手帳があります。これをもらい,常に携帯していてください。
(5)急な服用中止……服用を急に中止すると,血栓が生じるおそれがあります。自己判断で服用を中止しないでください。
(6)定期検査……本剤に対する感受性は個人差が大きく,同じ人でも変化することがあります。定期的に,プロトロンビン時間測定,トロンボテストなどの血液凝固能検査などを,特に服用の初期には,繰り返し受ける必要があります。
(7)仕事……服用中は,傷を受けやすい仕事には従事しないようにしてください。
(8)手術・抜歯……服用中に手術や抜歯をする場合は,事前に処方医に相談します。
(9)妊娠の可能性……本剤の服用によって,胎児の出血傾向に伴う死亡,分娩時の母体の異常出血などがおこることがあります。妊娠する可能性のある人は,処方医とよく相談し,納得がいった場合のみ服用してください。
(10)飲食物……服用中は以下の飲食物に注意してください。(1)ビタミンK含有食品の納豆,クロレラ食品,青汁は本剤の作用を弱めるので,本剤の服用中はこれらの食品を摂取しないでください。また,その他のビタミンK含有食品を一時的に大量に摂取すると本剤の作用を弱めるので,十分に注意してください。(2)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は本剤の作用を弱めることがあるので,併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら服用してください。(3)アルコールは本剤の作用を減弱または増強することがあるので,本剤服用中の飲酒には十分に注意してください。
(11)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・新生児での安全性:有益と判断されたときのみ服用。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……悪心・嘔吐,下痢/脱毛,抗甲状腺作用
(3)検査などでわかる副作用……AST・ALT上昇
併用してはいけない薬 解説
注意して併用すべき薬
(2)併用すると本剤の作用が弱まることがある薬剤……〔催眠鎮静薬〕バルビツール酸系(バルビツール酸誘導体)およびチオバルビツール酸系薬剤(フェノバルビタールなど)/〔抗てんかん薬〕カルバマゼピン(カルバマゼピン),プリミドン(プリミドン)/〔精神神経用薬〕トラゾドン(トラゾドン塩酸塩)/〔高脂血症治療薬〕コレスチラミン(コレスチラミン)/〔鎮吐剤〕アプレピタント(アプレピタント),ホスアプレピタントメグルミン(選択的NK1受容体拮抗型制吐薬)/〔ホルモン剤〕抗甲状腺製剤(チアマゾール(抗甲状腺製剤)など)/〔ビタミン剤〕ビタミンKおよびビタミンK含有製剤(フィトナジオン(フィトナジオン(ビタミンK1))〈ビタミンK1〉,メナテトレノン(メナテトレノン(ビタミンK2))〈ビタミンK2〉,経腸栄養剤,高カロリー輸液用総合ビタミン剤)/〔抗結核薬〕リファンピシン(リファンピシン)/〔その他の医薬品〕ボセンタン水和物(肺動脈性肺高血圧症治療薬(1)),納豆菌含有製剤
(3)併用すると本剤の作用が減弱または増強することがある薬剤……〔抗てんかん薬〕フェニトイン(フェニトイン),ホスフェニトインナトリウム水和物/〔ホルモン剤〕副腎皮質ホルモン(プレドニゾロン(副腎皮質ステロイド薬)など)
(4)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤……〔抗てんかん薬〕フェニトイン(フェニトイン),エトトイン(フェニトイン)
(5)併用すると相互に抗凝固作用,出血傾向が強まることがある薬剤……〔抗血栓薬〕血液凝固阻止薬(ヘパリンナトリウム,ヘパリンカルシウム,低分子量ヘパリン〈ダルテパリンナトリウムなど〉,ヘパリノイド〈ダナパロイドナトリウム〉,Xa阻害薬〈フォンダパリヌクスナトリウム,エドキサバン(凝固第X因子阻害薬),リバーロキサバン(凝固第X因子阻害薬),アピキサバン(凝固第X因子阻害薬)〉,抗トロンビン薬〈アルガトロバン,ダビガトラン(ダビガトラン)〉)
(6)併用すると相互に出血傾向が強まることがある薬剤……〔抗血栓薬〕血小板凝集抑制作用のある薬剤(イコサペント酸エチル(イコサペント酸エチル),オザグレルナトリウム,クロピドグレル(クロピドグレル),サルポグレラート(サルポグレラート塩酸塩),シロスタゾール(シロスタゾール),チカグレロル(ADP受容体阻害薬),チクロピジン(チクロピジン塩酸塩),プラスグレル(ADP受容体阻害薬),ベラプロストナトリウム(ベラプロストナトリウム),リマプロストアルファデクス(リマプロストアルファデクス)など),血栓溶解薬(ウロキナーゼ,アルテプラーゼ,モンテプラーゼなど),アンチトロンビン製剤,乾燥濃縮人活性化プロテインC,トロンボモデュリンアルファ,バトロキソビン/〔アレルギー用薬〕オザグレル塩酸塩水和物(オザグレル塩酸塩水和物)
(7)本剤との併用で血糖降下作用が強まり,低血糖症状が現れることがある薬剤……〔糖尿病治療薬〕スルフォニルウレア系糖尿病治療薬(糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系)) (グリベンクラミド,グリメピリド,クロルプロパミド)
(8)本剤との併用で急性毒性を増強したとの報告(動物実験)がある薬剤……〔抗リウマチ薬〕オーラノフィン
(9)併用すると本剤の作用が減弱,併用薬の作用が増強することがある薬剤……〔抗腫瘍薬〕アザチオプリン(アザチオプリン),メルカプトプリン(メルカプトプリン水和物)
(10)併用するとINR増加,胃腸出血などが現れたとの報告がある薬剤……〔抗腫瘍薬〕エルロチニブ(EGFR遺伝子変異陽性がん治療薬)
(11)併用中止後も本剤の作用が遷延し,出血やINR上昇に至ったとの報告がある薬剤……〔抗腫瘍薬〕テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(テガフール配合剤)
(12)併用すると本剤の作用を変化させることがある薬剤……〔抗HIV薬〕ネビラピン(エイズ治療薬(1)),リトナビル(エイズ治療薬(2)),ロピナビル・リトナビル配合剤(エイズ治療薬(2))
(13)相手薬投与中に脳出血を発現した場合,本剤が出血を助長するおそれがある薬剤……レカネマブ(注射薬)
海外評価 解説
- 6点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
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- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2024/10/15