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めふるしど

メフルシド

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

血圧の薬/利尿降圧薬

解説タイトル

チアジド系薬剤

一般名 解説

メフルシド
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 25mg 1錠 6.10円

製薬会社 解説

日医工

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

利尿降圧薬(チアジド系)

規制 解説

使用量と回数 解説

1日25~50mgを1~2回に分けて服用。高血圧症の場合,少量より開始して徐々に増量する。

識別コード 解説

25mg 包装コード:154 本体コード:n 154

その他 解説

保険収載年:1975/9

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

高血圧症(本態性,腎性など)/悪性高血圧/心性浮腫(うっ血性心不全),腎性浮腫,肝性浮腫,薬剤(副腎皮質ステロイド,フェニルブタゾンなど)による浮腫/月経前緊張症
*製剤により多少異なります。

解説 解説

本剤は,腎臓に作用して多量の水分を体外へ排泄させるので,高血圧,心不全,ある種の腎臓病,肝臓病に対して用いられます。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*トリクロルメチアジド(フルイトラン),インダパミド(ナトリックス)ほかの添付文書による

(1)服用してはいけない場合……[すべての製剤]無尿状態/急性腎不全/体液中のナトリウム,カリウムが明らかに減少している人/チアジド系薬剤またはその類似化合物(たとえばスルホンアミド誘導体)に対するアレルギーの前歴/デスモプレシン酢酸塩水和物(夜尿症・夜間頻尿治療薬)(男性における夜間多尿による夜間頻尿)の服用中
[メフルシドのみ]肝性昏睡
(2)慎重に服用すべき場合……[トリクロルメチアジド,インダパミド]進行した肝硬変症,肝疾患,肝機能障害/重い冠動脈硬化症または脳動脈硬化症/重い腎障害/本人,両親,兄弟に痛風,糖尿病のある人/下痢,嘔吐のある人/高カルシウム血症,副甲状腺機能亢進症/減塩療法中/交感神経切除後の人/乳児,高齢者
(3)服用時間……[トリクロルメチアジド]夜間の休息が特に必要な人は,本剤による夜間の排尿を避けるため,午前中に服用するようにしてください。
(4)食物……カリウムの体外への排出量が増えるので,服用中はカリウムの豊富な食物(バナナ,かんきつ類,トマトなど)をとることを心がけてください。
(5)定期検査……連用すると電解質失調がおこることがあるので,定期的に血液や電解質(ナトリウム,カリウムなど)の検査を受ける必要があります。
(6)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまい,ふらつきなどがおこることがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(7)その他……
・妊婦(妊娠後期)での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:[トリクロルメチアジド]服用するときは授乳しないことが望ましい。[インダパミド]治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:[インダパミド]未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

[すべての製剤](1)低ナトリウム血症,低カリウム血症。
[トリクロルメチアジド,ヒドロクロロチアジド,ベンチルヒドロクロロチアジド](2)再生不良性貧血。
[トリクロルメチアジド,ヒドロクロロチアジド](3)間質性肺炎。
[ヒドロクロロチアジド](4)溶血性貧血。(5)壊死性血管炎。(6)肺水腫,急性呼吸窮迫症候群。(7) SLE(全身性エリテマトーデス)の悪化。(8)アナフィラキシー。(9)急性近視(霧視,視力低下などを含む),閉塞隅角緑内障。
[インダパミド](10)中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),多形滲出性紅斑。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

[トリクロルメチアジド]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,顔面潮紅,光線過敏症)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……紫斑/肝炎/食欲不振,悪心・嘔吐,口渇,腹部不快感,便秘,胃痛,膵炎,下痢,唾液腺炎/めまい,頭痛,知覚異常/視力異常(霧視など),黄視症/倦怠感,動悸,鼻閉,全身性紅斑性狼瘡(全身性エリテマトーデス)の悪化,筋けいれん
(3)検査などでわかる副作用……白血球減少,血小板減少/電解質失調(低クロール性アルカローシス,カルシウム上昇など),血清脂質増加,高尿酸血症,高血糖症

併用してはいけない薬 解説

[すべての製剤]デスモプレシン酢酸塩水和物(ミニリンメルト(夜尿症・夜間頻尿治療薬):男性における夜間多尿による夜間頻尿)→低ナトリウム血症が現れるおそれがあります。

注意して併用すべき薬

[トリクロルメチアジド]
(1)併用すると本剤の降圧作用が強まり,起立性低血圧を増強することがある薬剤など……バルビツール酸誘導体(バルビツール酸誘導体),あへんアルカロイド系麻薬/アルコール
(2)本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……昇圧アミン(ノルアドレナリン,アドレナリン)
(3)本剤との併用で麻痺作用が強まることがある薬剤……ツボクラリンおよびその類似作用物質(塩化ツボクラリン)
(4)併用すると降圧作用が強まるおそれがある薬剤……ACE阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)),ベーター・ブロッカー(ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの))(ベーター・ブロッカー(適応症が狭心症と高血圧のもの)
(5)併用するとジギタリス中毒(心収縮力増強,不整脈)をおこすおそれがある薬剤……ジギタリス製剤(ジギタリス製剤
(6)併用すると低カリウム血症が現れるおそれがある薬剤……副腎皮質ステロイド薬(副腎皮質ステロイド薬),グリチルリチン製剤(グリチルリチン製剤),甘草含有製剤
(7)本剤との併用で作用が著しく弱まるおそれがある薬剤……糖尿病薬(スルフォニルウレア系製剤(糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系)),インスリン(糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤)))
(8)本剤との併用でリチウム中毒(ふるえ,消化器愁訴など)が強まる薬剤……炭酸リチウム(躁病に用いる薬
(9)併用すると本剤の利尿降圧作用が弱まる薬剤……コレスチラミン(コレスチラミン),非ステロイド系解熱鎮痛薬(インドメタシン(インドール酢酸系NSAID)など)

海外評価 解説

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  • 独
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プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27