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内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

その他の薬/その他の薬

解説タイトル

断酒補助薬

一般名 解説

アカンプロサートカルシウム
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 333mg 1錠 37.70円

製薬会社 解説

日本新薬

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

断酒補助薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1回666mg(2錠)を1日3回,食後に服用。

識別コード 解説

333mg 包装コード:130 本体コード:130

その他 解説

保険収載年:2013/5

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

アルコール依存症患者における断酒維持の補助

解説 解説

本剤は,シアナマイドなどのように肝臓でのアルコール分解過程を抑制する断酒薬(断酒薬)とは作用機序が異なり,脳内のグルタミン酸(脳の興奮に関わる物質)を標的とする薬剤です。アルコール依存症になると中枢神経系の主要な興奮性神経であるグルタミン酸作動性神経の活動が亢進し,これが強い飲酒欲求を引きおこすため,グルタミン酸作動性神経の活動を抑制して飲酒欲求を抑え断酒が続けられるようにするものです。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/高度の腎機能障害
(2)慎重に服用すべき場合……軽度から中等度の腎機能障害/自殺念慮または自殺企図の前歴のある人,自殺念慮のある人/高度の肝機能障害/高齢者
(3)服用方法……(1)本剤は食後に服用してください。本剤の吸収は食事の影響を受けやすく,有効性・安全性は食後の服用により確認されています。空腹時に服用すると,本剤の作用が強まるおそれがあります。(2)本剤は腸溶性のフィルムコーティング錠であるため,かんだり,割ったり,砕いたりせずにそのまま服用します。(3)離脱症状がみられる人は,離脱症状に対する治療を終了してから服用します。
(4)自殺念慮,自殺企図……本剤の服用により自殺念慮,自殺企図が報告されています。服用する際には,本人・家族がこのリスクを十分に納得してから服用しなければなりません。服用後,医師と緊密に連絡をとりあい,異常を感じたら直ちに医師に連絡してください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)アナフィラキシー(全身性皮疹,発疹,じん麻疹,口内炎,喉頭けいれん,息切れなど)。(2)血管浮腫(舌腫脹,リンパ節腫脹など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……湿疹,乾癬,じん麻疹,かゆみ,斑状丘疹状皮疹
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……下痢,腹部膨満,嘔吐,便秘,悪心,鼓腸,過敏性腸症候群,口内炎,腹痛/傾眠,不安,頭痛,精神運動亢進/浮腫,末梢性浮腫,不感症,勃起不全,リビドー減退・亢進
(3)検査などでわかる副作用……γ-GTP増加

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2024/10/15