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内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

精神神経科の薬/けいれん・てんかんの薬

解説タイトル

ガバペンチン

一般名 解説

ガバペンチン エナカルビル
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 300mg 1錠 66.00円

製薬会社 解説

アステラス

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

抗けいれん・てんかん薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1日1回600mgを夕食後に服用。

識別コード 解説

300mg 包装コード:731 本体コード:731

その他 解説

保険収載年:2012/4

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

[ガバペンチン]他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する抗てんかん薬との併用療法
[ガバペンチン エナカルビル]中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)

解説 解説

ガバペンチンは,脳の一部から興奮が始まる部分発作に対する治療薬です。今までの抗てんかん薬とは異なる新しい作用機序をもつ薬剤で,他の抗てんかん薬と併用して使用します。
ガバペンチン エナカルビルはガバペンチンのプロドラッグで,服用すると生体内で直ちにガバペンチンに変換されるように設計されている薬です。適応はてんかんではなく, 一般に「むずむず脚症候群」と呼ばれているレストレスレッグス症候群です。本剤は,原則としてドパミンアゴニスト(ドパミン受容体作動薬:プラミペキソール塩酸塩水和物(ドパミン受容体作動薬))による治療で十分な効果が得られない場合,または症状の増悪などによりドパミンアゴニストが使用できない場合にかぎり使用されます。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*ガバペンチン(ガバペン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
[ガバペンチン エナカルビルのみ]重い腎機能障害(クレアチニン・クリアランス30mL/分未満)
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害/血液透析を行っている人/高齢者
(3)肥満……本剤を服用すると体重が増加することがあります。肥満の徴候が現れた場合は処方医に連絡し,食事療法,運動療法などによって肥満を解消してください。
(4)急な減量・中止……本剤を連用中に服用量を急激に減らしたり中止したりすると,てんかん発作の増悪またはてんかん重積状態が現れることがあります。自己判断で減量や中止をしないようにしてください。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると,傾眠,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・3歳未満の小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)急性腎障害。(2)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群)。(3)薬剤性過敏症症候群(発疹,発熱,肝機能障害などの臓器障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現など)。(4)肝炎,肝機能障害,黄疸。(5)横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感など)。(6)アナフィラキシー(血管性浮腫,呼吸困難など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)すぐに処方医に連絡する副作用……傾眠,浮動性めまい,頭痛,けいれん,てんかん増悪,失調,会話障害,感覚減退,記憶障害,ふるえ,体位性めまい,易刺激性,錯乱状態,神経過敏,不眠,不安,感情不安定,激越,攻撃性,チック,運動障害,幻覚,ミオクローヌス,意識消失/複視,眼振,眼の異常感,霧視,弱視,視覚異常/脱毛,発疹,湿疹,じんま疹,かゆみ,多形紅班/悪心,嘔吐,上腹部痛,食欲減退,食欲不振,便秘,消化不良,下痢,流涎(りゅうぜん)(よだれ)過多,食欲亢進/動悸/尿失禁,勃起機能不全,性欲変化,射精障害,無オルガズム症/倦怠感,関節痛,胸痛,発熱,無力症,顔面浮腫,回転性めまい,呼吸困難,背部痛,体重増加,鼻炎,耳鳴り,異常歩行,転倒・転落,鼻咽頭炎,血管浮腫,浮腫,膵炎
(2)検査などでわかる副作用……白血球減少・増加,ヘモグロビン減少,ヘマトクリット減少,好中球減少,好塩基球増加,単球増加,好酸球増加,血小板減少/高血圧/尿タンパク増加/AST・ALT・AL-P・γ-GTP増加/CK増加,サイロキシン減少,抗核因子陽性,LDH増加,尿酸減少,血糖増加・減少,低ナトリウム血症

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の作用を弱める薬剤……制酸剤(制酸剤)(水酸化アルミニウム,水酸化マグネシウム)→2時間以上時間をあける
(2)併用すると本剤の作用が強まる薬剤……モルヒネ(がん疼痛治療薬(1)

海外評価 解説

  • 2点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2024/10/15