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注射薬

処方薬情報の見方

種別

注射薬

大分類/中分類

がんに使われる注射薬/抗ホルモン剤

解説タイトル

フルベストラント

一般名 解説

フルベストラント
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

注射用剤 / 250mg5mL 1筒 36,401.00円

製薬会社 解説

アストラ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

抗エストロゲン剤・乳がん治療薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

識別コード 解説

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

乳がん

解説 解説

女性ホルモンのエストロゲンは,乳がんの発生・増殖に大きく関わっています。本剤はエストロゲン受容体への親和性が高く,また受容体の数を減少させることでエストロゲンの作用を抑制し,乳がん細胞の増殖を抑えると考えられています。
なお,本剤を閉経前の乳がんに用いる場合は,注射薬のLH-RHアゴニスト(ゴセレリン酢酸塩(ゴセレリン酢酸塩))および内服薬のCDK4/6阻害薬(パルボシクリブ(サイクリン依存性キナーゼ阻害薬))と併用します。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人,授乳婦
(2)慎重に使用すべき場合……肝機能障害/高齢者
(3)避妊……妊娠する可能性のある女性は,本剤の使用中および最終使用後一定期間は,適切な避妊を行ってください。動物実験で,胎児における着床後死亡率の高値などが認められています。

重大な副作用 解説

(1)肝機能障害。(2)血栓塞栓症(肺塞栓症,深部静脈血栓症,血栓性静脈炎など)。(3)注射部位の壊死,潰瘍。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)処方医に連絡すべき副作用……アレルギー反応(じん麻疹など)
(2)おこることがある副作用……注射部位反応(硬結,疼痛,出血,血腫,膿瘍など),坐骨神経痛/悪心,おくび,便秘,嘔吐,下痢,消化不良,鼓腸放屁,腹部膨満,嚥下障害,流涎(りゅうぜん)(よだれ)過多,腹痛/頭痛,めまい,感覚異常,不眠症,適応障害,気分変調/ほてり,血腫/狭心症/背部痛,筋肉痛,筋骨格硬直,筋力低下,骨痛,骨粗鬆症(こつそしょうしょう),骨折,関節痛,筋骨格痛,重感/発疹,そう痒症,多汗症,脱毛症,爪痛/無力症,発熱,浮腫/せき,鼻出血,間質性肺疾患,呼吸困難/食欲不振/卵巣腫大,腟出血,乳房痛,外陰腟そう痒症,乳房不快感/白内障,耳不快感,尿路感染,インフルエンザ様疾患,インフルエンザ,腋窩(えきか)痛,非心臓性胸痛,眼乾燥,腟感染,胆石症
(3)検査などでわかる副作用……高血圧/高トリグリセリド血症,高コレステロール血症,高血糖/貧血,血小板減少

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27