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りしのぷりる
リシノプリル
内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
血圧の薬/血圧降下薬
解説タイトル
ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)
剤形/保険薬価 解説
錠剤 / 5mg 1錠 10.10円
錠剤 / 10mg 1錠 10.10円
錠剤 / 20mg 1錠 14.70円
製薬会社 解説
日医工岐阜=日医工=武田
先発/ジェネリック 解説
ジェネリック
分類 解説
血圧降下薬
規制 解説
使用量と回数 解説
1日1回10~20mg。重症高血圧症,腎機能障害を伴う高血圧症には5mgから開始。慢性心不全の場合は,1日1回5~10mg。腎障害を伴う人は2.5mgから開始。小児は処方医の指示通りに服用。
識別コード 解説
5mg 包装コード:tLI 5 5mg 本体コード:LI 5
20mg 包装コード:tLI 20 20mg 本体コード:LI 20
10mg 包装コード:tLI 10mg 本体コード:L 1
その他 解説
保険収載年:1991/8
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
[エナラプリルマレイン酸塩,リシノプリル水和物のみの適応症]慢性心不全(軽症~中等症)で他の治療薬(ジギタリス製剤,利尿薬などの基礎治療薬)を服用しても十分な効果が認められない場合
[イミダプリル塩酸塩(2.5・5mg錠)のみの適応症]1型糖尿病に伴う糖尿病性腎症
解説 解説
副作用としての「せき」が2~3割の頻度で認められますが,この副作用は服薬を中止することで速やかに消失します。逆に,このせき反射が敏感になることを利用して,誤嚥性肺炎の予防に使用することもあります。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/血管浮腫の前歴(アンジオテンシン変換酵素阻害薬などの薬剤による血管浮腫,遺伝性血管浮腫,後天性血管浮腫,特発性血管浮腫など)/デキストラン硫酸固定化セルロース,トリプトファン固定化ポリビニルアルコールまたはポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシス(血液浄化療法)の施行中/アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析の施行中/アリスキレンフマル酸塩(直接的レニン阻害薬)を投与中の糖尿病の人(ただし,他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の人を除く)/アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬)(ARNI;サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物)の服用中または服用中止から36時間以内/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)特に慎重に服用すべき場合(治療上やむを得ないと判断される場合を除き服用は避けること)……両側性腎動脈狭窄または片腎で腎動脈狭窄のある人/高カリウム血症
(3)慎重に服用すべき場合……[効能共通]脳血管障害/厳重な減塩療法中の人/重い腎機能障害(クレアチニンクリアランス30mL/分以下,または血清クレアチニン3mg/dL以上の場合)/高齢者/[高血圧症]重症の高血圧症/血液透析中/[慢性心不全(軽症~中等症)]腎障害
(4)急激な血圧低下……本剤の初回服用後,一過性の急激な血圧低下(ショック症状,意識喪失,呼吸困難などを伴う)をおこすことがあります。何らかの異常を感じたら,ただちに処方医へ連絡してください。
(5)空(から)ぜき……服用中,空ぜきが続いたら,ACE阻害薬による副作用ではないかと疑ってください。処方医や薬剤師にあなたの考えを伝えてください。
(6)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまい,ふらつきなどをおこすことがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(7)その他……
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……めまい,頭痛,眠け,不眠,いらいら感,抑うつ/動悸,胸痛,調律障害(頻脈,徐脈)/腹痛,食欲不振,吐きけ・嘔吐,下痢,消化不良,口内炎,舌炎,便秘/黄疸/せき,咽頭炎・喉頭炎,ぜんそく,しわがれ声/倦怠感,ほてり,口渇,味覚異常,疲労,脱力感,しびれ,発熱,潮紅,インポテンス,耳鳴り,筋肉痛
(3)検査などでわかる副作用……クレアチニン・BUN上昇/貧血,白血球減少,ヘモグロビン・ヘマトクリット低下,好酸球増多/低血圧,起立性低血圧/AST・ALT上昇/血清ナトリウム低下,低血糖
併用してはいけない薬 解説
[治療法](1)デキストラン硫酸固定化セルロース,トリプトファン固定化ポリビニルアルコール,ポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスの施行→血圧低下,潮紅,吐きけ,嘔吐,腹痛,しびれ,熱感,呼吸困難,頻脈などのショック症状をおこすことがあります。(2)アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた透析→アナフィラキシーを発現することがあります。
注意して併用すべき薬
(2)本剤との併用で降圧作用が強まることがある薬剤……ニトログリセリン(亜硝酸誘導体)
(3)本剤との併用でリチウム中毒がおこる可能性がある薬剤……炭酸リチウム(躁病に用いる薬)
(4)本剤との併用で降圧作用が弱まることがある薬剤……非ステロイド系解熱鎮痛薬(インドメタシン(インドール酢酸系NSAID)など),リファンピシン(リファンピシン)
(5)併用すると腎機能障害,高カリウム血症,低血圧をおこすおそれがある薬剤……アリスキレンフマル酸塩(直接的レニン阻害薬),ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)(ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬))
(6)本剤との併用で血圧低下をおこすことがある薬剤……利尿降圧薬,利尿薬(ヒドロクロロチアジド(チアジド系薬剤)),カリジノゲナーゼ製剤(膵臓抽出精製物)
(7)併用すると,腎機能が悪化している患者ではさらに腎機能が悪化するおそれがある薬剤……非ステロイド系解熱鎮痛薬(インドメタシン(インドール酢酸系NSAID)など)
(8)併用すると血管浮腫のリスクが増加するおそれがある薬剤……ビルダグリプチン(選択的ジペプチジルペプチターゼ(DPP)-4阻害薬)
海外評価 解説
- 5点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- C(3カ月以降はD)
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2024/10/15