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内服薬
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
高血圧症
解説 解説
高血圧治療薬の中で,最も新しい作用機序の薬剤です。アンジオテンシンⅡの働きを抑えるアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB(ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬))),ACE阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬))とは作用機序が異なり,本剤は昇圧物質であるアンジオテンシンⅡの産生の起点となるレニンを阻害することで,アンジオテンシンⅡの産生を抑制して血圧を下げます。
ARBと同様に,ACE阻害薬に特有の副作用である「空(から)ぜき」はおこりません。また,降圧作用以外にも,ARBやACE阻害薬と同様,腎臓,心臓などの臓器保護作用の効果ももちあわせています。本剤は,他の高血圧症治療剤の効果が不十分であった場合の併用薬として期待されています。
ARBと同様に,ACE阻害薬に特有の副作用である「空(から)ぜき」はおこりません。また,降圧作用以外にも,ARBやACE阻害薬と同様,腎臓,心臓などの臓器保護作用の効果ももちあわせています。本剤は,他の高血圧症治療剤の効果が不十分であった場合の併用薬として期待されています。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/妊娠または妊娠している可能性のある人/イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),シクロスポリン(シクロスポリン)の服用中/ACE阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬))またはARB(ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬))を服用中の糖尿病の人(ただし,ACE阻害薬・ARBの服用を含む他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の人を除く)/サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物(アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬)を服用中の糖尿病の人
(2)特に慎重に服用すべき場合(治療上やむを得ないと判断される場合を除き服用は避けること)……両側性もしくは片側性の腎動脈狭窄,または片腎で腎動脈狭窄のある人/高カリウム血症
(3)慎重に服用すべき場合……体液量または塩分が明らかに減少している人(例えば血液透析中,高用量の利尿薬を服用中,厳重な減塩療法中)/腎機能障害/高齢者
(4)服用法を厳守……本剤の食前(空腹時)の服用は,食後の服用に比べて血中濃度が高くなります。本剤の服用時期により降圧効果に影響が出るので,指示された服用法を厳守してください。
(5)妊娠……服用中に妊娠したら,すぐに処方医へ連絡してください。服用が中止になります。
(6)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまい,ふらつきなどをおこすことがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(7)その他……
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
(2)特に慎重に服用すべき場合(治療上やむを得ないと判断される場合を除き服用は避けること)……両側性もしくは片側性の腎動脈狭窄,または片腎で腎動脈狭窄のある人/高カリウム血症
(3)慎重に服用すべき場合……体液量または塩分が明らかに減少している人(例えば血液透析中,高用量の利尿薬を服用中,厳重な減塩療法中)/腎機能障害/高齢者
(4)服用法を厳守……本剤の食前(空腹時)の服用は,食後の服用に比べて血中濃度が高くなります。本剤の服用時期により降圧効果に影響が出るので,指示された服用法を厳守してください。
(5)妊娠……服用中に妊娠したら,すぐに処方医へ連絡してください。服用が中止になります。
(6)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまい,ふらつきなどをおこすことがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(7)その他……
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
(1)血管浮腫(呼吸困難,嚥下困難,顔面・口唇・咽頭・舌・四肢の腫れなど)。(2)アナフィラキシー(喘鳴,血管浮腫,じん麻疹など)。(3)高カリウム血症。(4)腎機能障害。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,紅斑)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……頭痛,めまい/下痢,嘔吐,悪心/むくみ
(3)検査などでわかる副作用……貧血/低血圧/低ナトリウム血症,トリグリセリド増加,血中尿酸増加/肝機能異常,ALT・γ-GTP増加/BUN増加,血中クレアチニン増加,尿中血陽性,尿タンパク陽性/CK増加/血中カリウム増加
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……頭痛,めまい/下痢,嘔吐,悪心/むくみ
(3)検査などでわかる副作用……貧血/低血圧/低ナトリウム血症,トリグリセリド増加,血中尿酸増加/肝機能異常,ALT・γ-GTP増加/BUN増加,血中クレアチニン増加,尿中血陽性,尿タンパク陽性/CK増加/血中カリウム増加
併用してはいけない薬 解説
(1)シクロスポリン(シクロスポリン),イトラコナゾール(深在性真菌治療薬)→本剤の血中濃度が上昇するおそれがあります。(2)ACE阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬))またはARB(ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬))(糖尿病の人に使用する場合。ただし他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の人を除く),サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物(アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬)(糖尿病の人に使用する場合)→非致死性脳卒中,腎機能障害,高カリウム血症および低血圧のリスク増加が報告されています。
注意して併用すべき薬
(1)本剤との併用で作用が弱まることがある薬剤……フロセミド(ループ利尿薬)
(2)併用すると本剤の血中濃度が上昇することがある薬剤……アトルバスタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬),ベラパミル塩酸塩(カルシウム拮抗薬),バルベナジン(遅発性ジスキネジア治療薬)
(3)本剤との併用で血清カリウム値が上昇することがある薬剤……カリウム保持性利尿薬(スピロノラクトン(スピロノラクトン),トリアムテレン(トリアムテレン)など),カリウム補給薬(塩化カリウム(カリウム補給剤)など),抗アルドステロン薬(エプレレノン(ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬)),ACE阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)),ARB(ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)),トルバプタン(トルバプタン)
(4)併用すると腎機能障害,高カリウム血症,低血圧をおこすおそれがある薬剤……サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物(アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬)
(5)併用すると本剤の降圧作用が弱まることがある薬剤……非ステロイド性消炎鎮痛薬,COXⅡ選択的阻害薬(COXⅡ阻害薬)
(6)併用すると腎機能を悪化させるおそれがある薬剤……ACE阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)),ARB(ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)),非ステロイド性消炎鎮痛薬,COX-Ⅱ選択的阻害薬(COXⅡ阻害薬)
(7)併用すると低血圧をおこすおそれがある薬剤……ACE阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)),ARB(ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬))
(2)併用すると本剤の血中濃度が上昇することがある薬剤……アトルバスタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬),ベラパミル塩酸塩(カルシウム拮抗薬),バルベナジン(遅発性ジスキネジア治療薬)
(3)本剤との併用で血清カリウム値が上昇することがある薬剤……カリウム保持性利尿薬(スピロノラクトン(スピロノラクトン),トリアムテレン(トリアムテレン)など),カリウム補給薬(塩化カリウム(カリウム補給剤)など),抗アルドステロン薬(エプレレノン(ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬)),ACE阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)),ARB(ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)),トルバプタン(トルバプタン)
(4)併用すると腎機能障害,高カリウム血症,低血圧をおこすおそれがある薬剤……サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物(アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬)
(5)併用すると本剤の降圧作用が弱まることがある薬剤……非ステロイド性消炎鎮痛薬,COXⅡ選択的阻害薬(COXⅡ阻害薬)
(6)併用すると腎機能を悪化させるおそれがある薬剤……ACE阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)),ARB(ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)),非ステロイド性消炎鎮痛薬,COX-Ⅱ選択的阻害薬(COXⅡ阻害薬)
(7)併用すると低血圧をおこすおそれがある薬剤……ACE阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)),ARB(ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬))
海外評価 解説
- 6点
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プレグナンシー・カテゴリー 解説
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- D
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。
データ更新日:2024/10/15









