お薬検索

いむのまっくす-がんまちゅう

イムノマックス-γ注

注射薬

処方薬情報の見方

種別

注射薬

大分類/中分類

がんに使われる注射薬/インターフェロン・インターロイキン製剤

解説タイトル

インターフェロンガンマ-1a(遺伝子組み換え)

一般名 解説

インターフェロンガンマ-1a(遺伝子組み換え)
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

注射用剤 / 50万国内標準単位 1瓶(溶解液付) 4,536.00円
注射用剤 / 100万国内標準単位 1瓶(溶解液付) 8,699.00円

製薬会社 解説

塩野義=共和

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

リンパ球由来(免疫)インターフェロン

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

識別コード 解説

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

腎がん/慢性肉芽腫症に伴う重症感染の頻度と重症度の軽減/菌状息肉症,セザリー症候群

解説 解説

インターフェロンは,私たちがウイルスに感染したときに体内の細胞が分泌するタンパク質です。この物質は抗ウイルス作用のほかに,がん細胞の表面に附着してその増殖を抑えたり,体の免疫機能を増強してがん細胞の増殖を抑える働きがあります。本剤は,脾臓のリンパ球から得たmRNAを使い,遺伝子組み換え技術により大腸菌内で産生された製剤です。ほかのインターフェロン製剤とは異なり,免疫細胞であるマクロファージを活性化する力をもっています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)使用してはいけない場合……本剤・他のインターフェロン製剤・生物学的製剤(ワクチンなど)に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……薬物過敏症の前歴/アレルギー素因のある人/心疾患またはその前歴/重い肝機能障害・腎機能障害/高度の白血球減少または血小板減少/精神神経障害またはその前歴/自己免疫疾患またはその素因のある人
(3)定期検査……骨髄機能抑制などの重い副作用がおこることがあるので,定期的に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(4)発熱……本剤の使用初期に,一般に発熱がおこります。個人差が著しく,人によっては高熱になることもあるので十分に注意してください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。(2)ショック。(3)重いうつ状態。(4)急性腎障害。(5)心不全。(6)白血球減少,血小板減少,汎血球減少。(7)自己免疫現象(肝炎,潰瘍性大腸炎の悪化など)。(8)糖尿病の悪化または発症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)処方医に連絡すべき副作用……アレルギー症状(顔面潮紅,かゆみ,じん麻疹など)
(2)おこることがある副作用……発熱,インフルエンザ様症状(発熱,悪寒・戦慄,全身倦怠感,頭痛,関節痛,筋肉痛など)/尿量減少/見当識障害,眠け,めまい,ふらつき,ふるえ/動悸,頻脈/呼吸困難/食欲不振,悪心・嘔吐,下痢,口内炎/注射部位の腫脹・疼痛/胸部圧迫感/発汗,むくみ
(3)検査などでわかる副作用……貧血/AST・ALT・LDH・AL-P・ビリルビン上昇,総タンパク減少,トリグリセリド・コレステロール上昇/BUN・クレアチニン上昇,タンパク尿,尿沈渣異常/ナトリウム・クロール減少,カリウム・カルシウム変動/血圧変動,心電図異常

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると相互に骨髄機能抑制が強まるおそれがある薬剤……スルファメトキサゾール・トリメトプリム製剤(複合化学療法薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27