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れぐぱら
レグパラ
内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
内分泌疾患の薬/甲状腺の薬
解説タイトル
カルシウム受容体作動薬
剤形/保険薬価 解説
錠剤 / 12.5mg 1錠 186.20円
錠剤 / 25mg 1錠 263.10円
錠剤 / 75mg 1錠 505.40円
製薬会社 解説
協和キリン
先発/ジェネリック 解説
先発品
分類 解説
カルシウム受容体作動薬
規制 解説
使用量と回数 解説
二次性副甲状腺機能亢進症の場合:1日1回25~75mg服用,最大100mg。高カルシウム血症の場合:1回25~75mgを1日2回。血清カルシウム濃度の改善が認められない場合は1回75mgを1日3~4回まで服用できる。
識別コード 解説
25mg 包装コード:KR 02 25mg 本体コード:KR 02
75mg 包装コード:KR 03 75mg 本体コード:KR 03
12.5mg 包装コード:KR 05:12.5mg 本体コード:KR 05
その他 解説
保険収載年:2007/12
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
解説 解説
二次性副甲状腺機能亢進症とは,慢性腎不全で長く透析を受けている人に多くみられる病気で,副甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるため,カルシウムが骨から必要以上に溶出し,血液中のカルシウム濃度が高くなります。放置すると骨の病気などさまざまな症状を引きおこし,生活に支障をきたします。
シナカルセト塩酸塩は,副甲状腺のカルシウムを感知する受容体に直接働きかけ,過剰な副甲状腺ホルモンの分泌を抑える,初めての「カルシウム受容体作動薬」として2007年に登場,2018年に第二弾としてエボカルセトが発売されました。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/[エボカルセトのみ]妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……低カルシウム血症/肝機能障害/[シナカルセト塩酸塩のみ]けいれん発作またはその前歴/消化管出血,消化管潰瘍またはその前歴
(3)カルシウム血症……服用中は定期的に血清カルシウム濃度を測定し,低カルシウム血症が発現しないよう十分注意します。低カルシウム血症と関連のある可能性がある症状として,QT延長,しびれ,筋けいれん,気分不良,不整脈,血圧低下,けいれんなどが報告されています。
(4)グレープフルーツジュース……[シナカルセト塩酸塩]併用すると本剤の作用が強まることがあるので,服用中はグレープフルーツジュースを飲まないようにしてください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:[シナカルセト塩酸塩]服用しないことが望ましい。
・授乳婦での安全性:[シナカルセト塩酸塩]治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。[エボカルセト]服用するときは授乳しないことが望ましい。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
[シナカルセト塩酸塩のみ](3)消化管出血,消化管潰瘍。(4)意識レベルの低下,一過性意識消失。(5)原因不明の突然死。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(1)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……悪心・嘔吐,胃不快感,食欲不振,腹部膨満,上腹部痛,下痢,便秘,胃・十二指腸炎,消化不良,腹部不快感,胃腸障害,逆流性食道炎,腹痛,胃潰瘍,口内炎,心窩部不快感,便潜血,胃腸炎,痔核,裂孔ヘルニア/不整脈,心筋梗塞,心室性期外収縮,心房細動,動悸,心筋虚血,上室性期外収縮,頻脈/頭痛,しびれ,めまい,錯感覚,不眠症/筋けいれん,四肢痛,関節痛,筋痛,こわばり/脱水/味覚異常/結膜出血,眼乾燥/甲状腺腫/倦怠感,むくみ,気分不良,脱力,胸部不快感,口渇,体重減少,シャント閉塞,胸痛,発熱,勃起不全
(2)検査などでわかる副作用……血圧上昇,血圧低下/CK上昇,LDH上昇,血糖上昇,高脂血症,総コレステロール上昇/AL-P・AST・ALT・ビリルビン・γ-GTP上昇/貧血,血小板減少
併用してはいけない薬 解説
注意して併用すべき薬
(1)併用すると本剤の作用が強まるおそれがある薬剤……アゾール系抗真菌薬(深在性真菌治療薬),マクロライド系抗生物質(マクロライド),アミオダロン塩酸塩(アミオダロン塩酸塩)
(2)本剤との併用で血中濃度が上昇するおそれがある薬剤……三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬),ブチロフェノン系抗精神病薬(ブチロフェノン系薬剤),フレカイニド酢酸塩(フレカイニド酢酸塩),ビンブラスチン硫酸塩(抗悪性腫瘍ビンカアルカロイド)
(3)併用すると血清カルシウム濃度が低下するおそれがある薬剤……骨吸収抑制薬(パミドロン酸2ナトリウム水和物(骨吸収抑制薬),アレンドロン酸ナトリウム水和物(ビスホスフォネート製剤)など),副腎皮質ホルモン(副腎皮質ステロイド薬),カルシトニン(注射薬)
(4)併用すると本剤の血中濃度に影響を与えるおそれがある薬剤……ジアゼパム(ベンゾジアゼピン系安定薬)
[エボカルセト]
(1)併用すると血清カルシウム濃度が低下するおそれがある薬剤……デノスマブ(デノスマブ(遺伝子組み換え)),ビスホスフォネート製剤(ビスホスフォネート製剤),カルシトニン(注射薬),副腎皮質ホルモン(副腎皮質ステロイド薬)
(2)本剤との併用で作用が強まるおそれがある薬剤……テオフィリン(テオフィリン)
(3)併用すると本剤の血中濃度に影響を与えるおそれがある薬剤……ジアゼパム(ベンゾジアゼピン系安定薬)
海外評価 解説
- 6点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- C
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。
データ更新日:2024/10/15