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くりあみんはいごうじょうえす

クリアミン配合錠S

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

痛み・炎症・熱の薬/片頭痛の薬

解説タイトル

エルゴタミン酒石酸塩

剤形/保険薬価 解説

錠剤 /  1錠 9.50円

製薬会社 解説

日医工

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

頭痛治療薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

配合錠A:1回1錠を1日2~3回,頭痛発作の前兆時は1~2錠を頓用,1週間最大10錠。配合錠B:1回2錠を1日2~3回,頭痛発作の前兆時は2~4錠を頓用,1週間最大20錠。

識別コード 解説

包装コード:NN 215 本体コード:NN 215

その他 解説

保険収載年:1965/11

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

片頭痛,血管性頭痛,緊張性頭痛

解説 解説

エルゴタミン酒石酸塩は,バッカクの誘導体です。血管平滑筋に直接作用して,異常に拡張した外頸動脈を収縮し,拍動の振幅を減少させて頭痛を除去します。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……末梢血管障害,閉塞性血管障害/狭心症/冠動脈硬化症/コントロール不十分な高血圧症,ショック,側頭動脈炎/肝機能障害,腎機能障害/敗血症/本剤の成分,バッカクアルカロイドまたはピラゾロン系薬剤に対するアレルギーの前歴/心エコー検査により,心臓弁尖肥厚,心臓弁可動制限およびこれらに伴う狭窄などの心臓弁膜の病変が確認された人,およびその前歴のある人/以下の薬剤の服用中→HIVプロテアーゼ阻害薬(エイズ治療薬(2))(リトナビル,ロピナビル・リトナビル配合剤,ホスアンプレナビルカルシウム水和物,アタザナビル硫酸塩,ダルナビルエタノール付加物),エファビレンツ(エイズ治療薬(1)),コビシスタット含有製剤(スタリビルド配合錠(エイズ治療薬(3))),マクロライド系抗生物質(マクロライド)(エリスロマイシンステアリン酸塩,ジョサマイシン,クラリスロマイシン,ロキシスロマイシン),アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),ミコナゾール(カンジダ治療薬),フルコナゾール(深在性真菌治療薬),ホスフルコナゾール,ボリコナゾール(深在性真菌治療薬)),5-HT1B/1D受容体作動薬(セロトニン1B/1D受容体作動型片頭痛治療薬)(スマトリプタンコハク酸塩,ゾルミトリプタン,エレトリプタン臭化水素酸塩,リザトリプタン安息香酸塩,ナラトリプタン塩酸塩),バッカクアルカロイド(エルゴメトリン,メチルエルゴメトリンマイレン酸塩(メチルエルゴメトリンマレイン酸塩))/妊婦または妊娠している可能性のある人,授乳婦
(2)慎重に服用すべき場合……心臓障害/血液障害(貧血,白血球減少など)/緑内障/本人または両親・兄弟に他の薬物に対するアレルギー・じん麻疹・気管支喘息・アレルギー性鼻炎・食物アレルギーなどがある人
(3)喫煙……本剤は血管収縮作用を増強するおそれがあるので,過度の喫煙はしないでください。
(4)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまいなどがおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(5)その他……
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用する場合は授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)ショック(脈拍異常,呼吸困難,顔面蒼白,血圧低下など)。(2)皮膚粘膜眼症候群(スティーブン-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)。(3)血管攣縮(れんしゅく),動脈内膜炎,チアノーゼ,壊疽などのバッカク中毒症状(四肢のしびれ感・ピリピリ感・痛み,脈消失など)。腎機能障害・意識障害・麻痺(特に長期または大量服用の場合)。(4)(長期連用の場合)エルゴタミン誘発性頭痛。(急に中止した場合)頭痛を主訴とする離脱症状。(5)肝機能障害,黄疸。(6)心筋虚血,心筋梗塞。(7)(長期連用の場合)胸膜線維症,後腹膜線維症,心臓弁線維症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,局所性のむくみ,じん麻疹,呼吸困難)/四肢のしびれ感・ピリピリ感・筋痛・脱力感
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……徐脈,頻脈,胸部不快感,心悸亢進/不安,ふるえ,不眠,眠け,めまい,頭痛/食欲不振,悪心・嘔吐,下痢,腹痛/瞳孔縮小・拡大,倦怠感
(3)検査などでわかる副作用……肝機能障害/腎機能障害/顆粒球減少,血小板減少/血圧上昇,貧血

併用してはいけない薬 解説

(1)HIVプロテアーゼ阻害薬(エイズ治療薬(2))(リトナビル,ロピナビル・リトナビル配合剤,ホスアンプレナビルカルシウム水和物,アタザナビル硫酸塩,ダルナビルエタノール付加物),エファビレンツ(エイズ治療薬(1)),コビシスタット含有製剤(スタリビルド配合錠(エイズ治療薬(3))),マクロライド系抗生物質(マクロライド)(エリスロマイシンステアリン酸塩,ジョサマイシン,クラリスロマイシン,ロキシスロマイシン),アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),ミコナゾール(カンジダ治療薬),フルコナゾール(深在性真菌治療薬),ホスフルコナゾール,ボリコナゾール(深在性真菌治療薬))→本剤の血中濃度が上昇し,血管れん縮などの重い副作用をおこすおそれがあります。(2)5-HT1B/1D受容体作動薬(セロトニン1B/1D受容体作動型片頭痛治療薬)(スマトリプタンコハク酸塩,ゾルミトリプタン,エレトリプタン臭化水素酸塩,リザトリプタン安息香酸塩,ナラトリプタン塩酸塩),バッカクアルカロイド(エルゴメトリン,メチルエルゴメトリンマイレン酸塩(メチルエルゴメトリンマレイン酸塩))→血圧上昇または血管れん縮が強まるおそれがあります。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると相互に血管収縮作用が強まる薬剤……プロプラノロール塩酸塩(ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの))(ベーター・ブロッカー(適応症が狭心症と高血圧のもの)

海外評価 解説

  • 5点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • X

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27