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ぱんとしん

パントシン

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

ビタミン剤と栄養補給・貧血・止血の薬/水溶性ビタミン剤

解説タイトル

その他のビタミンB群

一般名 解説

パンテチン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

散剤 / 20% 1g 12.80円
細粒剤 / 50% 1g 25.20円
錠剤 / 30mg 1錠 5.70円
錠剤 / 60mg 1錠 5.90円
錠剤 / 100mg 1錠 7.10円
錠剤 / 200mg 1錠 13.40円

製薬会社 解説

アルフレッサ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

水溶性ビタミン

規制 解説

使用量と回数 解説

1日30~180mg(20%散・細粒剤は0.15~0.9g,50%細粒剤は0.6~0.36g)を1~3回に分けて服用。高脂血症:1日600mgを3回に分けて服用。血液疾患,弛緩性便秘:1日300~600mgを1~3回に分けて服用。

識別コード 解説

100mg 本体コード:504
200mg 本体コード:505
30mg 本体コード:502
60mg 本体コード:503

その他 解説

発売年:1967/8

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

[パンテチンの適応症](1)パントテン酸欠乏症/(2)パントテン酸の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な場合→消耗性疾患,甲状腺機能亢進症,妊産婦,授乳婦など/(3)以下の疾患のうち,パントテン酸の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合→高脂血症,ストレプトマイシン・カナマイシンの副作用,急性・慢性湿疹,弛緩性便秘,血液疾患の血小板数と出血傾向の改善
[ニコチン酸アミドの適応症](1)ニコチン酸欠乏症/(2)ニコチン酸の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な場合→消耗性疾患,妊産婦,授乳婦,激しい肉体労働時など/(3)以下の疾患のうち,ニコチン酸の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合→口角炎,口内炎,舌炎,接触皮膚炎,急性・慢性湿疹,光線過敏性皮膚炎,メニエール症候群,末梢循環障害(レイノー病,四肢冷感,凍瘡・凍傷),耳鳴り,難聴
[ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤の適応症]内耳および中枢障害による耳鳴り
[葉酸の適応症](1)葉酸欠乏症/(2)吸収不全症候群/(3)葉酸の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な場合→消耗性疾患,妊産婦,授乳婦など/(4)アルコール中毒・肝疾患に起因する大赤血球性貧血,再生不良性貧血,顆粒球減少症/(5)悪性貧血の補助療法/(6)以下の疾患のうち,葉酸の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合→栄養性貧血,妊娠性貧血,小児貧血,抗けいれん・抗マラリア薬服用に起因する貧血
[ビオチンの適応症]急性・慢性湿疹,小児湿疹,接触皮膚炎,脂漏性湿疹,にきび

解説 解説

処方目的(適応症)のうち,パンテチンとニコチン酸アミドの(3),葉酸の(6)については,再評価で「効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきではない」とのコメントがついています。なお,ストミンA配合錠の適応症は内耳および中枢障害による耳鳴りです。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*全剤の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……[ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤]本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……[ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤]緑内障/房室ブロック
(3)その他……
[ニコチン酸アミド,ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤]
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

重大な副作用はありませんが,そのほかの副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……[ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤]発疹/[葉酸]紅斑,かゆみ,全身倦怠など
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……[ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤]アレルギー性の肝機能障害/心悸亢進,血圧上昇/めまい,眠け,頭痛/便秘,口渇,食欲不振,胸やけ,心窩部(しんかぶ)痛/顔面潮紅,発汗
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……[パンテチン]下痢・軟便,腹部膨満,嘔吐,食欲不振/[葉酸]食欲不振,悪心/むくみ,体重減少

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

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プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27