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れべとーる
レベトール
内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
肝臓・膵臓・胆道・痔の薬/肝臓障害の薬
解説タイトル
C型肝炎治療薬(抗ウイルス薬1)
剤形/保険薬価 解説
カプセル剤 / 200mg 1カプセル 281.10円
製薬会社 解説
MSD
先発/ジェネリック 解説
先発品
分類 解説
C型肝炎治療薬(RNAポリメラーゼ阻害薬)
規制 解説
劇薬
使用量と回数 解説
体重,ヘモグロビン濃度などによって異なるので,処方医の指示通りに服用。
識別コード 解説
200mg 包装コード:921:200mg 本体コード:200mg
その他 解説
保険収載年:2001/12
「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
・血中HCV RNA量が高値の人:セログループ1(ジェノタイプ〈遺伝子型〉Ⅰ〈1a〉またはⅡ〈1b〉)に該当
・インターフェロン製剤単独療法で無効の人,またはインターフェロン製剤単独療法後再燃した人
(2)ソホスブビル・ベルパタスビル配合剤(C型肝炎治療薬(抗ウイルス薬3))(エプクルーサ配合錠)との併用による,前治療歴を有するC型慢性肝炎またはC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
*代償性とは肝臓が機能を果たしうる段階にあることを意味します。
解説 解説
C型肝炎の治療法には,抗ウイルス作用,抗増殖作用,免疫賦活作用のあるインターフェロン(IFN)を用いる治療法と,IFNを用いない(IFN-free),直接型抗ウイルス薬(DAA)による治療法があります。DAAはC型肝炎ウイルスのゲノム(全遺伝情報)にコードされているウイルスに固有な非構造タンパクをターゲットとして,その機能を阻害することによりウイルスの複製を抑制し,肝炎の陰性化を導きます。DAAは次項の13と14に解説してあります。
本剤は,単独療法では治療効果がありません。処方目的にあるように,注射薬のインターフェロンベータとの併用,あるいはDAAのソホスブビル・ベルパタスビル配合剤(C型肝炎治療薬(抗ウイルス薬3))のいずれかと併用することで,C型慢性肝炎,C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善に効果を発揮します。併用にあたっては,HCV RNAが陽性であること,および組織像または肝予備能,血小板数などにより,慢性肝炎または代償性肝硬変であることを確認して使用します。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(2)慎重に服用すべき場合……[インターフェロンベータ併用の場合]服用開始前のヘモグロビン濃度が14g/dL未満,または好中球数が2,000/mm3未満の人/[併用薬剤共通]心疾患(ただしコントロールの困難な心疾患(心筋梗塞、心不全、不整脈など)を除く)またはその前歴/痛風またはその前歴/アレルギー素因のある人/高度の白血球・血小板の減少/中枢・精神神経障害またはその前歴/自己免疫疾患(ただし自己免疫性肝炎を除く)またはその素因のある人/高血圧症/糖尿病またはその前歴・家族歴,耐糖能障害/軽度または中等度の腎機能障害(クレアチニンクリアランスが50mL/分以下の腎機能障害を除く)/高齢者
(3)服用期間……本剤の服用期間は効果や副作用の程度を考慮しながら慎重に決定されます。インターフェロンベータとの併用によるC型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善の場合は,(1)セログループ1(ジェノタイプI〈1a〉またはII〈1b〉)で血中HCV RNA量が高値の人:通常の服用は48週間。24週間以上の服用で効果が認められない場合は,服用の中止を考慮します。(2)それ以外の人:通常の服用は24週間。
(4)避妊……(1)[妊娠する可能性のある女性]本剤服用中および最終服用後9カ月間は適切な避妊法によって避妊してください。また,服用直前の妊娠検査結果が陰性であることを確認後に服用を開始し,妊娠していないことを確認するために,妊娠検査を毎月1回実施します。(2)[パートナーが妊婦,妊娠している可能性または妊娠する可能性のある男性]本剤服用中および最終服用後6カ月間はバリア法(コンドーム)を用いて避妊してください。精液中への本剤の移行が否定できないことから,その危険性を十分に理解してください。
(5)肝硬変に対する処置……C型代償性肝硬変に対するソホスブビル・ベルパタスビル配合剤と本剤による併用療法は,ウイルスに対する治療なので,肝硬変に対する処置は本治療後も継続します。
(6)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
[ソホスブビル・ベルパタスビル配合剤との併用の場合](1)貧血。(2)高血圧。(3)脳血管障害(脳梗塞,脳出血など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(1)すぐに処方医に連絡する副作用……咽頭炎/頭痛/徐脈/悪心,便秘,口内炎/かゆみ,発疹,血管性浮腫/倦怠感
併用してはいけない薬 解説
注意して併用すべき薬
海外評価 解説
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プレグナンシー・カテゴリー 解説
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- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2024/10/15