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ちおら

チオラ

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

肝臓・膵臓・胆道・痔の薬/肝臓障害の薬

解説タイトル

チオプロニン

一般名 解説

チオプロニン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 100mg 1錠 23.50円

製薬会社 解説

マイラン=ヴィアトリス

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

肝臓障害用薬

規制 解説

使用量と回数 解説

肝機能の改善の場合は,1回100mg(1錠)を1日3回。その他の場合は,処方医の指示通りに服用。

識別コード 解説

100mg 包装コード:MH 165 100mg 本体コード:100

その他 解説

保険収載年:1970/8

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

慢性肝疾患における肝機能の改善,初期老人性皮質白内障,水銀中毒時の水銀排泄増加,シスチン尿症

解説 解説

肝臓障害があるときの食事は,低脂肪・高タンパクがよいといわれています。タンパク質は体内で分解して,いろいろなアミノ酸として吸収されます。そのため,各種のアミノ酸が肝機能障害のときに使われてきましたが,もっとも大切なのは食事療法です。本剤は,肝臓の細胞膜保護作用,種々の酵素系の活性を高める作用,タンパク質の代謝を改善して肝臓の修復を促進させる作用があります。
また,白内障での水晶体混濁の進行抑制,重金属,特に水銀の排泄促進,結石の原因となるシスチン尿の改善を目的としても処方されます。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)定期検査……服用中,黄疸などの重い副作用が現れることがあるので,定期的に肝機能(特に服用後2・4・6週),また尿タンパクの検査を受ける必要があります。黄疸などは,発疹・かゆみなどの皮膚症状,食欲不振・悪心などの消化器症状,発熱,倦怠感などが先行して現れることがあります。
(3)尿の量……シスチン尿症の人は服用中,成人で1日の尿量が2.5L以上になるように,また小児では尿量が多くなるように水を飲んでください。
(4)肝機能障害の悪化……服用中に肝機能障害が,かえって悪化することが報告されています。異常を感じたら,すぐ処方医に連絡してください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)中毒性表皮壊死融解症(TEN),天疱瘡(てんぽうそう)様症状。(2)黄疸。(3)無顆粒球症(発熱・咽頭痛などのかぜ様症状など)。(4)間質性肺炎。(5)ネフローゼ症候群。(6)重症筋無力症・多発性筋炎(関節リウマチの人が大量に服用した場合)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(かゆみ,発疹,発熱,皮膚の発赤)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……麻疹様皮疹,扁平苔癬/腹痛,下痢,食欲不振,悪心・嘔吐/味覚異常,インスリン自己免疫症候群,手足のしびれ感,倦怠感
(3)検査などでわかる副作用……汎血球・白血球・血小板減少などの血液障害/AST・ALT・AL-P上昇などの肝機能障害

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

  • 4点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27