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ぷりんぺらん

プリンペラン

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

胃腸の薬/その他の胃腸薬

解説タイトル

メトクロプラミド

一般名 解説

メトクロプラミド
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

細粒剤 / 2% 1g 12.20円
錠剤 / 5mg 1錠 6.50円
シロップ剤 / 0.1% 10mL 25.90円

製薬会社 解説

日医工

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

消化器機能異常治療薬

規制 解説

劇薬(細粒剤のみ)

使用量と回数 解説

1日10~30mg(細粒剤0.5~1.5g,シロップ10~30mL)を2~3回に分けて服用。小児の場合は,処方医の指示通りに服用。

識別コード 解説

5mg 包装コード:634 本体コード:634

その他 解説

保険収載年:1965/12

プリンペラン錠5mg

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

以下の場合における消化器機能異常(悪心,嘔吐,食欲不振,腹部膨満感)→胃炎,胃・十二指腸潰瘍,胆のう・胆道疾患,腎炎,尿毒症,乳幼児嘔吐,薬剤(制がん剤,抗生物質,抗結核薬,麻酔薬)使用時,胃内・気管内挿管時,放射線照射時,開腹手術後/X線検査時のバリウム通過促進

解説 解説

本剤は,脳の嘔吐中枢や消化器の運動をコントロールする神経に存在するドパミン受容体(D2受容体)というタンパク質の働きを遮断して(抗ドパミン作用),嘔吐を抑えたり,胃腸の運動を活発にします。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*メトクロプラミド(プリンペラン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/褐色細胞腫の疑いのある人/消化管に出血・穿孔(せんこう),または器質的閉塞のある人
(2)慎重に服用すべき場合……脱水・栄養不良状態などを伴う身体的疲弊のある人/腎機能障害/小児,高齢者
(3)小児……服用によって錐体外路(すいたいがいろ)症状が現れることがあります。特に小児にはおこりやすいため,処方医の指示を守り,自己判断で過量に服用させたりしないでください。
(4)悪性症候群……本剤の服用によって,悪性症候群がおこることがあります。無動無言,強度の筋強剛,嚥下(えんげ)困難,頻脈,血圧の変動,発汗などが現れ,引き続いて発熱がみられたら,水分の補給,体を冷やすなどして,ただちに処方医に連絡してください。高熱が続き,意識障害,呼吸困難,脱水症状,急性腎不全へと移行して死亡した例が報告されています。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,めまいなどをおこすことがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)悪性症候群(無動無言,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗など)。(2)ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,喉頭浮腫,じん麻疹など)。(3)意識障害。(4)けいれん。(5)遅発性ジスキネジア。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,むくみ)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……錐体外路症状:手指のふるえ,筋硬直,頸・顔部のれん縮,眼球回転発作,焦燥感/無月経,乳汁分泌,女性型乳房
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……胃の緊張増加,腹痛,下痢,便秘/頻脈,不整脈/眠け,頭痛,頭重,興奮,不安/めまい,倦怠感
(4)検査などでわかる副作用……血圧降下

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると内分泌機能異常,錐体外路症状が現れやすくなる薬剤……フェノチアジン系薬剤(フェノチアジン系薬剤),ブチロフェノン系薬剤(ブチロフェノン系薬剤),ラウオルフィアアルカロイド,スルピリド(スルピリド),チアプリド塩酸塩(ベンズアミド系抗精神病薬
(2)本剤との併用で副作用症状(悪心・嘔吐,食欲不振など)がかくされることがある薬剤……ジギタリス製剤(ジギタリス製剤
(3)本剤との併用で併用剤の中毒症状(眠け,悪心・嘔吐,めまいなど)が現れることがある薬剤……カルバマゼピン(カルバマゼピン
(4)併用すると相互に作用が弱まるおそれがある薬剤……抗コリン剤(アトロピン硫酸塩水和物(鎮けい薬),ブチルスコポラミン臭化物(鎮けい薬)など)

海外評価 解説

  • 5点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • B

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27