お薬検索

れすぷれん

レスプレン

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

呼吸器の薬/咳を鎮める薬

解説タイトル

非麻薬系中枢性鎮咳薬

一般名 解説

エプラジノン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 5mg 1錠 5.90円
錠剤 / 20mg 1錠 10.30円
錠剤 / 30mg 1錠 9.10円

製薬会社 解説

太陽ファルマ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

中枢性鎮咳薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1日60~90mgを3回に分けて服用。幼小児は処方医の指示通りに服用。

識別コード 解説

20mg 本体コード:C-22 B 20
30mg 本体コード:C-22 B 30
5mg 本体コード:C-22 B 5

その他 解説

発売年:1974/2

レスプレン錠20mg

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

以下の疾患に伴うせきの除去(エプラジノン塩酸塩とチペピジンヒベンズ酸塩は,せき・たんの除去)→感冒,急性・慢性気管支炎,気管支拡張症,上気道炎(咽喉頭炎,鼻カタル),ぜんそく性気管支炎,気管支ぜんそく,肺炎,肺結核,けい肺,肺がん,肺化膿症,胸膜炎など
*製剤により多少異なります。
[デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物のみ]気管支造影術および気管支鏡検査時のせきの除去

解説 解説

コデインリン酸塩水和物(麻薬系中枢性鎮咳薬)と同様,延髄の咳嗽(がいそう)中枢に働いてせきを止めます。このような薬剤を「中枢性鎮咳薬」といいます。モルヒネやコデインがその代表ですが,最近は種々の中枢性鎮咳薬が合成されています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物(メジコン),チペピジンヒベンズ酸塩(アスベリン)などの添付文書による

(1)服用してはいけない場合……[デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物,チペピジンヒベンズ酸塩のみ]本剤の成分に対するアレルギーの前歴/[ペントキシベリンクエン酸塩のみ]閉塞隅角緑内障
(2)慎重に服用すべき場合……[クロフェダノール塩酸塩]衰弱者/[ペントキシベリンクエン酸塩]開放隅角緑内障/[ジメモルファンリン酸塩]糖尿病またはその疑いのある人/薬物過敏症
(3)赤い尿……[チペピジンヒベンズ酸塩]本剤の代謝物によって赤味がかった着色尿がみられることがあります。
(4)危険作業は中止……[デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物]本剤を服用すると,眠けを催すことがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:[デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物]未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

[デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物,クロフェダノール塩酸塩,チペピジンヒベンズ酸塩](1)ショック,アナフィラキシー(せき,腹痛,嘔吐,発疹,呼吸困難など)。
[デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物](2)呼吸抑制。
[クロフェダノール塩酸塩](3)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),多型滲出性紅斑。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

[チペピジンヒベンズ酸塩]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……眠け,不眠,めまい,興奮/食欲不振,便秘,口渇,胃部不快感・膨満感,軟便・下痢,悪心,腹痛

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

[デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物]
(1)併用するとセロトニン症候群が現れることがある薬剤……選択的モノアミン酸化酵素阻害薬(選択的MAO-B阻害薬)(モノアミン酸化酵素の働き)(セレギリン塩酸塩,ラサギリンメシル酸塩,サフィナミドメシル酸塩)
(2)併用すると本剤の血中濃度が上昇することがある薬剤……キニジン硫酸塩水和物(キニジン硫酸塩水和物),アミオダロン塩酸塩(アミオダロン塩酸塩),テルビナフィン塩酸塩(テルビナフィン塩酸塩)など
(3)併用するとセロトニン症候群などのセロトニン作用による症状が現れることがある薬剤……セロトニン作用薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)など)
[クロフェダノール塩酸塩]
(1)併用すると本剤の作用が強まることがある薬剤……中枢神経抑制薬(フェノチアジン系薬剤(フェノチアジン系薬剤),三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬),ベンゾジアゼピン系薬剤(ベンゾジアゼピン系催眠薬)(ベンゾジアゼピン系安定薬),選択的モノアミン酸化酵素阻害薬(選択的MAO-B阻害薬)など)
(2)併用すると本剤の作用が弱まることがある薬剤……中枢神経興奮薬(エフェドリン塩酸塩(メチルエフェドリン塩酸塩ほか),麻黄,メチルフェニデート塩酸塩(ナルコレプシーに用いる薬)など)

海外評価 解説

  • 0点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2024年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2024/10/15