お薬検索

とーわちーむはいごうかりゅう

トーワチーム配合顆粒

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

呼吸器の薬/総合かぜ薬

解説タイトル

総合感冒薬

剤形/保険薬価 解説

顆粒剤 /  1g 6.30円

製薬会社 解説

東和

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

総合感冒薬

規制 解説

劇薬(錠剤,分包品を除く)

使用量と回数 解説

1回1g(錠剤は2錠)を1日4回。幼小児は処方医の指示通りに服用。

識別コード 解説

包装コード:1包(1g)

その他 解説

保険収載年:1963/1

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

感冒・上気道炎に伴う症状(鼻汁,鼻閉,咽・喉頭痛,頭痛,関節痛,筋肉痛,発熱)の改善・緩和

解説 解説

2種の鎮痛解熱薬(サリチルアミド(アスピリン),アセトアミノフェン(アセトアミノフェン))に無水カフェイン,フェノチアジン系抗ヒスタミン薬(フェノチアジン系抗ヒスタミン薬)を配合したものです。小児用には,幼児用PL配合顆粒があります。これは,各成分がPL配合顆粒の6分の1の量になっています。

使用上の注意

警告 解説

(1)本剤中のアセトアミノフェンにより重い肝機能障害をおこすおそれがあります。
(2)本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用で,アセトアミノフェンの過量摂取による重い肝機能障害をおこすおそれがあります。

基本的注意 解説

*PL配合顆粒の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分,サリチル酸系薬剤(アスピリンなど(アスピリン)),フェノチアジン系化合物(フェノチアジン系薬剤)(フェノチアジン系抗ヒスタミン薬)またはその類似化合物に対するアレルギーの前歴/消化性潰瘍/アスピリンぜんそく,またはその前歴/重い肝機能障害/昏睡状態またはバルビツール酸誘導体・麻酔薬などの中枢神経抑制剤の強い影響下にある人/閉塞隅角緑内障/前立腺肥大など下部尿路の閉塞性疾患/2歳未満の乳幼児
(2)慎重に服用すべき場合……出血傾向/気管支ぜんそく(アスピリンぜんそくまたはその前歴を除く)/アルコール多量常飲者/絶食・低栄養状態・摂食障害などによるグルタチオン欠乏,脱水症状/開放隅角緑内障/腎機能障害/肝機能障害(重い肝機能障害を除く)
(3)小児……アメリカで,サリチル酸系製剤(アスピリン)とライ症候群との関連性を示す疫学調査報告があるので,2歳以上15歳未満の水痘(水ぼうそう),インフルエンザの小児は,原則としてサリチル酸系薬剤を服用しないでください。治療上やむを得ず服用する場合は状態を十分に観察し,ライ症候群を疑う症状(激しい嘔吐,意識障害,けいれんなど)がみられたら,ただちに処方医へ連絡してください。なお,水痘・インフルエンザの患者を除く2歳以上15歳未満の小児は,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用することが可能です。
(4)女性……非ステロイド系解熱鎮痛薬を長期服用している女性に,一時的な不妊がみられたとの報告があります。
(5)授乳婦……本剤に含まれるカフェインは容易に母乳中に移行します。授乳中の人は,長期にわたって服用しないようにしてください。
(6)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠けがおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(7)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用(必要最小限の服用にとどめ,適宜羊水量などを確認)。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,じん麻疹など)。(2)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN),急性汎発性発疹性膿疱症,剥脱(はくだつ)性皮膚炎。(3)再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,溶血性貧血,血小板減少。(4)ぜんそく発作の誘発。(5)間質性腎炎,急性腎障害。(6)間質性肺炎,好酸球性肺炎。(7)乳児突然死症候群(SIDS),乳児睡眠時無呼吸発作。(8)劇症肝炎,肝機能障害,黄疸。(9)横紋筋(おうもんきん)融解症(筋肉痛,脱力感など)。(10)緑内障発作(視力低下,眼痛など)。(11)薬剤性過敏症症候群(発疹,発熱,肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現などを伴う遅発性の重い過敏症状)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,むくみ,鼻炎様症状,結膜炎)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……チアノーゼ/過呼吸
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……食欲不振,胸やけ,胃痛,悪心・嘔吐,口渇,消化管出血/眠け,めまい,倦怠感,頭痛,耳鳴り,難聴,視覚障害,不安感,興奮,神経過敏,不眠,けいれん,せん妄/頻脈/発汗,せき,ふるえ,尿閉
(4)検査などでわかる副作用……顆粒球・血小板減少,貧血/代謝性アシドーシス/肝機能障害/腎機能障害/血圧上昇,低血圧

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)本剤との併用で作用が強まる薬剤……クマリン系抗凝血薬(ワルファリンカリウム),糖尿病用剤(インスリン製剤(糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤)),トルブタミドなど)
(2)併用すると相互に中枢神経抑制作用が強まることがある薬剤・薬物……中枢神経抑制薬,アルコール
(3)併用すると肝不全をおこすことがある薬物……アルコール
(4)併用すると相互に降圧作用が強まることがある薬剤……降圧薬
(5)併用すると相互に抗コリン作用が強まることがある薬剤……フェノチアジン系化合物(フェノチアジン系薬剤),三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬)など

海外評価 解説

  • 0点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27