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くあぜぱむ
クアゼパム
内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
精神神経科の薬/催眠薬(睡眠導入薬)
解説タイトル
ベンゾジアゼピン系催眠薬
一般名 解説
クアゼパム/中期作用型
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剤形/保険薬価 解説
錠剤 / 15mg 1錠 30.20円
錠剤 / 20mg 1錠 35.70円
製薬会社 解説
東和
先発/ジェネリック 解説
ジェネリック
分類 解説
催眠鎮静薬
規制 解説
使用量と回数 解説
1日20mgを就寝前に1回。1日最大30mg。
識別コード 解説
15mg 包装コード:Tw 147 本体コード:Tw 147
20mg 包装コード:Tw 170 本体コード:Tw 170
その他 解説
保険収載年:1999/8
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
[ニトラゼパムのみ]異型小発作群(点頭てんかん,ミオクローヌス発作,失立発作など),焦点性発作(焦点性けいれん発作,精神運動発作,自律神経発作など)
解説 解説
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……本剤に対するアレルギーの前歴/急性閉塞隅角緑内障/重症筋無力症/[トリアゾラムのみ]以下の薬剤の服用中→イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),ポサコナゾール(深在性真菌治療薬),フルコナゾール(深在性真菌治療薬),ホスフルコナゾール,ボリコナゾール(深在性真菌治療薬),ミコナゾール(カンジダ治療薬),HIVプロテアーゼ阻害薬(エイズ治療薬(2))(アタザナビル,ダルナビル,ホスアンプレナビル,リトナビル,カレトラ配合錠(配合内用液)など),パキロビッドパック(パキロビッドパック),エンシトレルビル フマル酸(エンシトレルビル),コビシスタット含有製剤(ゲンボイヤ配合錠(エイズ治療薬(3)),シムツーザ配合錠(エイズ治療薬(2)),プレジコビックス配合錠(エイズ治療薬(2))),エファビレンツ(エイズ治療薬(1))/本剤により睡眠随伴症状(夢遊症状など)として異常行動を発現したことがある人
(2)特に慎重に服用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……肺性心,肺気腫,気管支ぜんそくおよび脳血管障害の急性期などによる呼吸機能の高度な低下
(3)慎重に服用すべき場合……心障害/肝機能障害またはその前歴/腎機能障害/脳の器質的障害/高齢者,衰弱している人
(4)服用法……不眠症の改善に本剤を服用するときは,就寝の直前に服用してください。また,睡眠の途中に一時的に起床して仕事などを行うと健忘(物忘れ)が現れることがあるので,仕事などを行う可能性があるときは服用しないでください。
[クアゼパム]食後の服用で薬の吸収量が空腹時の2~3倍になります。食後2時間以上の間をあけ,就寝直前に服用します。
(5)薬物依存……連用により薬物依存を生じることがあるので,漫然と長期にわたって服用してはいけません。
(6)アルコール(飲酒)……アルコールと併用すると,精神機能・知覚・運動機能などの低下が増強することがあるので,服用するときはできるだけ飲酒を控えてください。
(7)グレープフルーツジュース……[トリアゾラム]本剤の作用が強まるおそれがあるので,本剤の服用中はグレープフルーツジュースを摂取しないでください。
(8)危険作業は中止……本剤を服用すると,本剤の影響が翌朝以後に及び,眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(9)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
[トリアゾラムのみ](6)睡眠随伴症状(夢遊症状など)。(7)ショック,アナフィラキシー(発疹,血管性浮腫,呼吸困難など)。
[フルニトラゼパムのみ](8)横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中・尿中ミオグロビン値の上昇)。(9)他の抗精神病薬との併用による悪性症候群(高熱・意識障害・高度の筋硬直・不随意運動・発汗など)。(10)意識障害(うとうと状態から昏睡など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(1)服用を中止し処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……眠け,ふらつき,頭重,頭痛,めまい,協調運動失調,舌のもつれ,耳鳴り,焦躁感,霧視,不安,不眠,不快感,言語障害,見当識障害,意識混濁,視覚異常(散瞳,まぶしい,眼精疲労),多夢,魔夢,知覚減退,転倒,多幸症,鎮静/下痢,口渇,心窩部不快感,食欲不振,悪心・嘔吐,腹痛,便秘/動悸,胸部圧迫感/倦怠感,脱力感などの筋緊張低下症状/味覚変化,皮下出血,便失禁,失禁,尿閉
(3)検査などでわかる副作用……AST・ALT・γ-GTP・AL-P上昇/血圧上昇,血圧降下/CK上昇
(4)外国での報告……外国で,ハルシオンを1~2週間程度服用した人に,日中不安,激越が現れたとの報告があります。また,情緒不安,失神,躁状態,離人症,抑うつ状態,異常感覚,錯感覚,利尿剤併用中の人の肝不全からの死亡,胆汁うっ滞性黄疸,舌灼熱感,舌炎,口内炎,うっ血,頻脈,筋緊張異常,筋痛,疲労,性欲減退,月経不順,発汗が現れたとの報告があります。イギリスでは,ハルシオンの許可を取り消しています。
併用してはいけない薬 解説
[エスタゾラム,フルラゼパム塩酸塩,クアゼパム]リトナビル(エイズ治療薬(2))(ノービア),パキロビッドパック(パキロビッドパック)(エスタゾラムのみ)→過度の鎮静や呼吸抑制などがおこる可能性があります。
[クアゼパム]食物→過度の鎮静や呼吸抑制などがおこるおそれがあります(食後の服用を避けること)。
注意して併用すべき薬
(1)併用すると精神神経系などの副作用が現れるおそれがある薬剤……フェノチアジン系薬剤(フェノチアジン系薬剤),バルビツール酸誘導体(バルビツール酸誘導体)
(2)併用すると本剤の作用が強まるおそれがある薬剤……エリスロマイシン(マクロライド),クラリスロマイシン(マクロライド),ジョサマイシン,シメチジン(ヒスタミンH2受容体拮抗薬),ジルチアゼム塩酸塩(カルシウム拮抗薬),イマチニブメシル酸塩(イマチニブメシル酸塩),セリチニブ(ALK融合遺伝子陽性がん治療薬)(治療上の有益性が危険性を上回る場合を除き併用を避けること)
(3)併用すると本剤の作用が弱まるおそれがある薬剤……強いCYP3A誘導薬(カルバマゼピン(カルバマゼピン),フェノバルビタール(バルビツール酸誘導体),リファンピシン(リファンピシン)
(4)併用すると多汗,起立性低血圧などの副作用が現れるおそれがある薬剤……モノアミン酸化酵素阻害薬(選択的MAO-B阻害薬)(モノアミン酸化酵素の働き)
海外評価 解説
- 0点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2024/10/15