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わんあるふぁ
ワンアルファ
内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
痛み・炎症・熱の薬/骨粗鬆症の薬
解説タイトル
活性型ビタミンD3製剤
一般名 解説
アルファカルシドール
この薬の先発薬・後発薬を全て見る
剤形/保険薬価 解説
錠剤 / 0.25μg 1錠 9.40円
錠剤 / 0.5μg 1錠 9.60円
錠剤 / 1μg 1錠 12.90円
製薬会社 解説
帝人
先発/ジェネリック 解説
先発品
分類 解説
活性型ビタミンD3製剤
規制 解説
劇薬
使用量と回数 解説
1日1回1~4μgを服用。骨粗鬆症・慢性腎不全の場合は,1日1回0.5~1μg。
識別コード 解説
0.25μg 包装コード:0.25μg TJN ONE:0.25 本体コード:TJN ONE:0.25
0.5μg 包装コード:0.5μg TJN ONE:0.5 本体コード:TJN ONE:0.5
1μg 包装コード:1.0μg TJN ONE:1.0 本体コード:TJN ONE:1.0
その他 解説
保険収載年:1980/12
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
[アルファカルシドール,カルシトリオールのみの適応症]以下の疾患におけるビタミンD代謝異常に伴う諸症状(低カルシウム血症,しびれ,テタニー,知覚異常,筋力低下,骨痛,骨病変など)の改善→慢性腎不全,副甲状腺機能低下症,(ビタミンD抵抗性)クル病・骨軟化症
解説 解説
ビタミンDはカルシウムを体内へ取り込む働きがあり,カルシウム不足による骨の病気の治療に用いられます。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……[カルシトリオール]高カルシウム血症またはビタミンD中毒症状を伴う人/[エルデカルシトール]妊婦,妊娠している可能性のある人,授乳婦
(2)慎重に服用すべき場合……[アルファカルシドール]高リン血症/小児/[カルシトリオール]高リン血症/透析中の人/小児/[エルデカルシトール]高カルシウム血症のおそれのある人(悪性腫瘍, 原発性副甲状腺機能亢進症など)/腎機能障害/尿路結石またはその前歴
(3)定期検査……カルシウムが過剰に体内に取り入れられると問題がおこりやすいため,定期的に血清カルシウムの測定を行います。
(4)女性……[エルデカルシトール]動物実験で催奇形性作用が報告されているので,妊娠する可能性のある人は,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用が許可されます。服用する場合は,事前に問診・妊娠検査で妊娠していないことを確認し,服用期間中および最終服用後2週間は適切な避妊を行ってください。本剤投与中に妊娠が認められた場合には,直ちに服用を中止します。
(5)その他……
・妊婦での安全性:[アルファカルシドール,カルシトリオール]有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:[アルファカルシドール,カルシトリオール]治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。[エルデカルシトール]服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:[エルデカルシトール]未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
[アルファカルシドールのみ](2)肝機能障害,黄疸。
[エルデカルシトールのみ](3)高カルシウム血症(倦怠感,いらいら感,吐きけ,口渇感,食欲減退,意識レベルの低下など)。(4)尿路結石。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(1)すぐに処方医に連絡する副作用……吐きけ,下痢,腹痛,便秘,胃不快感,口渇,胃炎/浮動性めまい,味覚異常/発疹,かゆみ/むくみ,耳鳴り
(2)検査などでわかる副作用……γ-GTP・AST・ALT・LDH上昇/クレアチニン上昇,BUN上昇,尿中血陽性,尿中タンパク陽性/尿中カルシウム増加,血中カルシウム増加,血中尿酸増加,AL-P上昇/ヘモグロビン減少,白血球数減少,貧血,ヘマトクリット減少,赤血球数減少
併用してはいけない薬 解説
注意して併用すべき薬
(1)本剤との併用で高カルシウム血症に伴う不整脈が現れるおそれがある薬剤……ジギタリス製剤(ジギタリス製剤)(ジゴキシンなど)
(2)併用すると高カルシウム血症が現れるおそれがある薬剤……カルシウム製剤(乳酸カルシウム水和物(カルシウム製剤),炭酸カルシウムなど),ビタミンDおよびその誘導体(アルファカルシドール,カルシトリオールなど),PTH製剤(テリパラチド(骨粗鬆症治療薬)),PTHrP製剤(アバロパラチド酢酸塩(骨粗鬆症治療薬))
(3)併用すると高マグネシウム血症,ミルク・アルカリ症候群(高カルシウム血症,高窒素血症,アルカローシスなど)が現れるおそれがある薬剤……マグネシウムを含有する製剤(酸化マグネシウム(制酸剤),炭酸マグネシウム(制酸剤)など)
海外評価 解説
- 6点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2024/10/15