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アクタリット

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

痛み・炎症・熱の薬/リウマチ・痛風の薬

解説タイトル

その他のディーマード(DMARD)製剤

一般名 解説

アクタリット
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 100mg 1錠 20.30円

製薬会社 解説

東亜薬品=日医工=武田

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

抗リウマチ薬

規制 解説

使用量と回数 解説

(他の消炎鎮痛薬などとともに)1日300mgを3回に分けて服用。

識別コード 解説

100mg 包装コード:TM 110 100mg 本体コード:TM 110

その他 解説

保険収載年:1994/5

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

関節リウマチ

解説 解説

抗リウマチ薬(DMARD)は,ブシラミンを除いて世界各国で使用されていますが,この項の薬剤は日本でのみ承認されているものです。
2012年に発売されたイグラチモドは,化学構造上,既存の抗リウマチ薬に類似性をみないクロモン骨格を有する新しいタイプの抗リウマチ薬です。現在,最も多く使用されているメトトレキサート(メトトレキサート)の単独使用で効果不十分の人が,本剤と併用すると有意な改善を示すことが確認されています。

使用上の注意

警告 解説

[イグラチモド]海外の臨床試験において,1日125mgを服用した症例で致命的な転帰に至った汎血球減少症が認められています。本剤は緊急時に十分な措置が可能な医療施設で,本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師のもと,治療を受けなければなりません。

基本的注意 解説

*アクタリット(オークル),イグラチモド(ケアラム)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……妊婦または妊娠している可能性のある人/[アクタリットのみ]授乳婦/[イグラチモドのみ]本剤の成分に対するアレルギーの前歴/重い肝機能障害/消化性潰瘍/ワルファリンカリウム(ワルファリンカリウム)の服用中
(2)慎重に服用すべき場合……[アクタリット]消化性潰瘍またはその前歴/腎機能障害またはその前歴/肝機能障害/[イグラチモド]消化性潰瘍またはその前歴/低体重の人/貧血・白血球減少症・血小板減少症を伴う人,骨髄機能が低下している人/腎機能障害/肝機能障害またはその前歴(重い肝機能障害を除く)
(3)定期検査……服用中は,定期的に腎機能や肝機能,血液などの検査を受ける必要があります。
(4)その他……
・授乳婦での安全性:[イグラチモド]治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。(2)肝機能障害。(3)消化性潰瘍。
[アクタリットのみ](4)ネフローゼ症候群,急性腎障害。(5)肺線維症。(6)再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少。(7)出血性大腸炎。
[イグラチモドのみ](8)黄疸。(9)感染症(敗血症,膿胸など)。(10)汎血球減少症,無顆粒球症,白血球減少。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

[イグラチモド]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,湿疹,じん麻疹,紅斑,光線過敏性反応)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……腹痛,口内炎,悪心,腹部不快感,下痢,消化性潰瘍,胃炎,消化不良,嘔吐,食欲減退,口唇炎,便秘,腹部膨満,舌炎,食道炎,心窩部(しんかぶ)不快感,胃腸炎,胃腸障害,歯周炎/腎盂腎炎,頻尿/めまい,頭痛,不眠症,傾眠,異常感/鼻咽頭炎,発熱,脱毛,味覚異常,上気道の炎症,むくみ,帯状疱疹,倦怠感,耳鳴り,せき,月経障害,カンジダ症,気管支炎,爪囲炎,咽頭炎,皮膚乾燥,動悸,口腔咽頭痛,背部痛,筋痙縮(けいしゅく),悪寒,膀胱炎,真菌症
(3)検査などでわかる副作用……AST・ALT・AL-P・γ-GTP増加,総胆汁酸増加,血中ビリルビン増加,尿中ウロビリノーゲン増加/ヘモグロビン減少,ヘマトクリット減少,好酸球増加,リンパ球減少,白血球増加,白血球減少,赤血球減少,貧血,血小板減少,血小板増加,好塩基球増加,好中球増加,好中球減少,単球増加,単球減少,リンパ球形態異常/便潜血陽性/NAG増加,尿中β2ミクログロブリン増加,血中尿素増加,血中β2ミクログロブリン増加,尿中タンパク陽性,尿中赤血球陽性,尿中白血球陽性,尿円柱,尿沈渣陽性,血中クレアチニン増加/血中鉄減少,BNP増加,血中コリンエステラーゼ減少,総タンパク減少,尿中ブドウ糖陽性,血中アルブミン減少,総鉄結合能減少,不飽和鉄結合能増加/血圧上昇,KL-6増加

併用してはいけない薬 解説

[イグラチモド]ワルファリンカリウム→ワルファリンカリウムの作用が増強され,重い出血をおこした症例が報告されています。

注意して併用すべき薬

[イグラチモド]
(1)併用すると胃腸障害(特に消化性潰瘍)の発現率が増加する薬剤……非ステロイド性解熱鎮痛薬
(2)併用すると本剤の作用が強まり副作用が増加するおそれがある薬剤……シメチジン(ヒスタミンH2受容体拮抗薬
(3)併用すると本剤の作用が弱まることがある薬剤……フェノバルビタール(バルビツール酸誘導体

海外評価 解説

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プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27