病気事典[家庭の医学]
とげ・くぎ・がらすなどをさした<おうきゅうてあて>
トゲ・釘・ガラスなどを刺した<応急手当>
トゲ・釘・ガラスなどを刺した<応急手当>について解説します。
執筆者:
筑波メディカルセンター病院救急診療科医長
上野幸廣
解説
- 【1】何が刺さっているかを調べる。
- 大きなガラスや金属片を刺した時は、抜かずにガーゼでおおって病院へ
- 【2】刺さり方をよく見て、角度を変えずに逆方向に完全に抜き取る。
- 細かいガラスは、ピンセットで取り除く。ただし無理はしない
- 木、竹、グラスファイバーなど、繊維性の容易に破損しやすい物を抜く時は抜き残しなどに注意
- 【3】出血が多量なら、ガーゼをあてて圧迫し止血する。
※感染予防のため、血液には直接触れないように。できればゴム手袋やビニール手袋を使用する。
※次の場合は手当のあと、必ず病院へ。
- 古釘、泥だらけのトゲなど……破傷風の危険性あり
- 出血が多い……血管を傷つけている疑いあり
- 取れたようでも力が加わると痛い……刺さった物が取り切れてない
- 取り除いたあとも膿が出る……異物が残っている
けが・事故一覧
- 異物がのどにつまった
- 熱傷をした(やけどをした)
- 感電した
- ガス中毒を起こした
- 頭を打った
- 溺水した(おぼれた)
- 毒物を飲んだ
- 熱中症になった
- 眼に異物が入った
- 骨折したらしい
- 捻挫した(ねんざした)
- 鼻血が出た
- 虫に刺された
- トゲ・釘・ガラスなどを刺した
- 傷ができた
情報提供元 :
(C)株式会社 法研
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