病気事典[家庭の医学]

めにいぶつがはいった<おうきゅうてあて>

眼に異物が入った<応急手当>

眼に異物が入った<応急手当>について解説します。

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解説

絶対に眼をこすらず、無理して取らないこと。何が入ったかどんな状態かを調べます。とくに、瞳孔(黒眼)の変形があるときは重症です。

  • 金属などの破片が入った
  • 眼球に刺さっている
  • 黒眼に細かいゴミが付着している

 などの場合は、眼にはできるかぎり触れないようにして、ガーゼでおおってすぐに眼科へ。

薬品や洗剤などの化学製品が入った

  1. 【1】薬品を薄めるという気持ちで、すぐに30分間ほど流水で洗い続ける。
    • 水道またはホース、やかんなどで、少しずつ水を流して静かに洗い流す
    • 異物の入ったほうの眼を下にし、もう一方に入らないように
    • まぶたをひっくり返して、まぶたの裏側もしっかり洗う
  2. 【2】意識がない、または反応が非常に鈍くなってきたら、心肺蘇生法を救急車が来るまで続ける。 救急車の呼び方)

ゴミや虫が眼に入った

  1. 【1】絶対に眼をこすらずに、数回まばたきして涙で異物を流す。流水でもよい。
  2. 【2】ある程度試しても取れない時は無理をせず、ガーゼでおおって眼科へ。

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