病気事典[家庭の医学]
じゃくねんせいこくしょくしゅ
若年性黒色腫
若年性黒色腫について解説します。
執筆者:
産業医科大学病院形成外科診療科長・准教授
安田 浩
どんな病気か
若年性黒色腫は、その報告者の名前をとってスピッツ母斑とも呼ばれます。一般に子どもの顔面に多く、急速に大きくなることがあります。通常のほくろよりはやや淡い色調で、丸く盛り上がって表面に光沢があります。色素性母斑のひとつと考えられていますが、悪性黒色腫(あくせいこくしょくしゅ)との区別に苦慮する例もあり、慎重な対応が必要な場合があります。
治療の方法
外科的切除が一般的です。先にも述べたように病理組織検査が必要になるケースが多いので、レーザー治療ではほとんどの組織が蒸散(じょうさん)(組織が焼き消えてしまうこと)してしまい、病理組織検査ができないのですすめません。
情報提供元 :
(C)株式会社 法研
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