病気事典[家庭の医学]
かんじだせいかんさつしん
カンジダ性間擦疹
カンジダ性間擦疹について解説します。
執筆者:
済生会川口総合病院皮膚科部長
加藤卓朗
原因は何か
年齢、基礎疾患、寝たきり、肥満などの全身的な問題のほかに、ステロイド外用薬による局所の免疫能低下、おむつの使用、多汗、不潔などの皮膚の問題が関係するとされています。
症状の現れ方
鼠径部(そけいぶ)から陰嚢(いんのう)、肛門の周囲、腋窩(えきか)、頸部などの間擦部に、白癬にみられるような中心治癒傾向のない紅斑(こうはん)が認められ、紅斑上およびその周囲に膜状の鱗屑(りんせつ)(皮膚表面からはがれかけている角質)が付着した小膿疱(しょうのうほう)や、それが破れて湿潤したびらん(ただれ)が認められます。かゆみはないか、あっても軽度です。
病気に気づいたらどうする
原因の検出と再発の予防が重要です。皮膚科専門医を早めに受診してください。
情報提供元 :
(C)株式会社 法研
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