病気事典[家庭の医学]
めんえきちょうせいやく
免疫調整薬
免疫調整薬について解説します。
執筆者:
京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚科学教授
加藤則人
免疫調整薬の解説(コラム)
免疫調整薬は、皮膚炎を起こすリンパ球などのはたらきを弱めて皮膚炎を軽快させる、ステロイドとは異なる外用薬で、国内ではタクロリムス(プロトピック)軟膏が2歳以上のアトピー性皮膚炎に使用されています。ステロイドでは軽快しなかったかゆみにも効果がみられることが多く、ステロイドにみられる皮膚が薄くなるような副作用がないことから、顔や首などステロイドの副作用が心配な部位によく用いられます。免疫調整薬を外用し始めると、ほてり感やヒリヒリ感などの皮膚の刺激感がよく現れますが、これらの刺激感は多くの場合、外用を続けていると皮疹(ひしん)の軽快に伴って3日程度で軽快しますので心配ありません。
免疫調整薬を使用する際は、医師から伝えられた外用回数と量の制限を守ることが大切です。また、免疫調整薬を外用した部分を海水浴などで長時間日光にさらしたり、日焼けサロンなどで極端な紫外線に当たることを避ければ、日常の生活で浴びる程度の日光は問題ありません。
情報提供元 :
(C)株式会社 法研
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