病気事典[家庭の医学]
きとうほうひえん
亀頭包皮炎<子どもの病気>
亀頭包皮炎<子どもの病気>について解説します。
執筆者:
関西医科大学小児科学講座教授
金子一成
原因は何か
子どもの亀頭は、普通包皮で包まれています(生理的包茎(ほうけい))。そのため亀頭と包皮の間に“あか”や“かす”がたまりやすいために起こります。おむつをしている赤ちゃんにはしばしばみられる病気です。
治療の方法
無理のない範囲で包皮をむいて、うみを出して消毒したあとで抗生剤の軟膏を塗ります。炎症が強い時には抗生剤を内服します。手で包皮をむいても亀頭が顔を出さないものを真性(しんせい)包茎と呼びますが、真性包茎で亀頭包皮炎を繰り返す場合やおしっこが出にくい場合には、手術が必要です。
病気に気づいたらどうする
まずは小児科医の診察を受けて抗生剤の外用薬の処方を受けます。治ったら再発を防ぐため、入浴した時に時々皮をむいて洗うようにします。汚れた手でおちんちんを触らせないようにすることも大切です。
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情報提供元 :
(C)株式会社 法研
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