症状チェック

いがん

胃がん

胃がんとは

胃にできたがんをいいます。日本人のがんで亡くなった人の数では、胃がんは肺がんに次いで2位を占めています。

胃の粘膜にとどまっているうちは早期がん、粘膜の外側の筋肉層にまで達しているものを進行がんといいます。がんが深ければ深いほど転移しやすく、周囲のリンパ節に転移していない場合は予後も良好です。

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チェックシート

質問に対する回答を選んで、「選択完了」ボタンをクリックしてください。

1 みぞおちのあたりに痛みがありますか

項目を選択してください。

2 胸やけや胃のもたれ、吐き気がありますか

項目を選択してください。

3 下痢(げり)や便秘がよく起こりますか

項目を選択してください。

4 胃が張ったような感じがありますか

項目を選択してください。

5 全身がだるいですか

項目を選択してください。

6 食欲がなく、体重が減少しましたか

項目を選択してください。

7 貧血がありますか

項目を選択してください。

8 真っ黒な便(タール便)が出ますか

項目を選択してください。

9 腹部にしこりがありますか

項目を選択してください。

10 黄疸(おうだん)が出て、顔や手などが黄色くなっていますか

項目を選択してください。

選択されていない項目があります。

選択完了

[ご利用上の注意]
「症状チェック」 は、特徴的な症状に対する一般的な傾向として医学知識の情報を提供するものであり、皆様の症状に関する個別の診断を行うものではありません。気になる症状のある方は、医師にご相談のうえ、専門的な診断を受けるようにして下さい。

早期発見、早期治療

胃がんは早期発見、早期治療をすれば治癒するがんですが、早期のうちは自覚症状がありません。胃炎や胃潰瘍の検査でたまたまがんが発見されることもありますが、確実に早期発見するには検診しかありません。進行すると、胃の痛み、吐き気、食欲不振といった症状が出てきます。

こわいスキルスがん

がんのなかでもスキルスがんは発見がむずかしく、筋肉層のなかに浸潤して胃全体に広がっていきます。腹膜に種をまいたようにがん細胞が散らばり(腹膜播種〈はしゅ〉)、がん性腹膜炎を起こします。悪性度が高く、死亡率も高いがんです。

胃がんの治療

早期の場合は手術がおこなわれます。内視鏡による縮小手術(局所切除)も場合によっては可能です。進行がんの場合は、医師の診断によりそれぞれの進行度などによりもっとも適した治療をおこないます。手術後には再発を防ぐために、抗がん薬治療、免疫療法などをおこなうこともあります。医師に相談して治療法を選択していくことが大切です。

検査

X線検査と内視鏡検査でがんの有無を調べます。X線検査はがんの場所や大きさ、胃の全体像をとらえるのに適し、内視鏡検査は早期がんの発見、診断に有効です。最終診断は細胞をとって病理検査によって確定します。

監修者

赤坂山王クリニック院長 梅田 悦生

1942年生まれ、兵庫県出身。

大阪市立大学医学部卒業後、仏ストラスブール大学医学部附属病院レジデント、大阪市立大学医学部附属病院、国立国際医療センター、関東中央病院部長等を経て現職。医学博士、日本抗加齢医学会専門医。元日本ペンクラブ会員。

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