<警告><基本的注意>*水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム配合剤(マーロックス懸濁用配合顆粒)の添付文書による
(1)服用してはいけない場合……透析療法を受けている人
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害/心機能障害/下痢のある人/高マグネシウム血症/リン酸塩が低下している人
(3)服用法……[水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム配合剤の顆粒剤]本剤は水に浮かし,溶けたら速やかに服用してください。また,本剤を水とともに経口服用するときは,コップ1杯の水とともに服用してください。
(4)定期検査……長期服用でアルミニウム脳症やアルミニウム骨症を,長期大量の服用で高カルシウム血症や高マグネシウム血症をおこすことがあります。定期的に血中マグネシウム,アルミニウム,リン,カルシウム,AL-Pなどを測定することが必要です。
(5)ミルク-アルカリ症候群……服用中に牛乳や乳製品,カルシウム製剤をとると,ミルク-アルカリ症候群(高カルシウム血症,高窒素血症,アルカローシスなど)が現れることがあります。
(6)その他……
・小児での安全性:未確立。(
「薬の知識」共通事項のみかた)
<重大な副作用>重大な副作用はありませんが,そのほかの副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
<その他の副作用>(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(かゆみ,じん麻疹,血管浮腫)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……食欲不振,悪心,胃部不快感,便秘,下痢/クル病・骨軟化症
(3)検査などでわかる副作用……高マグネシウム血症,低リン酸血症,高カルシウム尿症/アルミニウム脳症,アルミニウム骨症,貧血
<併用してはいけない薬>併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。
<注意して併用すべき薬>(1)本剤と間隔をあけて服用すべき薬剤……テトラサイクリン系抗生物質(
テトラサイクリン系抗生物質),ニューキノロン系抗菌薬(
ニューキノロン剤),ビスホスフォネート系骨代謝改善薬(
ビスホスフォネート製剤),ジゴキシン(
ジギタリス製剤),レボチロキシンナトリウム水和物(
甲状腺製剤),胆汁酸製剤,フェキソフェナジン(
フェキソフェナジン塩酸塩ほか),鉄剤(
鉄補給剤),クエン酸製剤,セフジニル(
セフェム系抗生物質),セフポドキシムプロキセチル(
セフェム系抗生物質),ドルテグラビルナトリウム(
エイズ治療薬(3))→本剤と併用すると吸収を妨げられるので,間隔をあけて服用します。
(2)本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……ペニシラミン(
ペニシラミン),ミコフェノール酸モフェチル(
ミコフェノール酸モフェチル),アジスロマイシン水和物(
マクロライド)
(3)併用すると高マグネシウム血症をおこすことがある薬剤……活性型ビタミンD3製剤(
アルファカルシドール)
(4)併用するとアルカイローシス(pH異常)が現れることがある薬剤……ポリスチレンスルホン酸カルシウム(
高カリウム血症治療薬),ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(
高カリウム血症治療薬)