<警告><基本的注意>*ピコスルファートナトリウム水和物(ラキソベロン)の添付文書による
(1)服用してはいけない場合……急性腹症が疑われる人/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/[液剤:大腸検査前処置に用いる場合]腸管に閉塞のある人またはその疑いのある人(以下の(3)参照)
(2)長期連用の禁止……本剤の錠剤を連用すると薬に対する慣れが生じて効果が弱まり,薬に頼りがちになるので,長期連用してはいけません。
(3)大腸検査……(1)本剤の液剤は大腸検査前の処置に使うことがあり,服用により虚血性大腸炎がおこることがあります。また,腸管に狭窄のある人では腸閉塞,腸管穿孔(せんこう)がおこることがあります。(2)本剤を自宅で用いて大腸検査前処置を行う際には,副作用が現れた場合に対応が困難なことがあるので,一人での服用は避けてください。(3)本剤を大腸検査前処置に用いる場合は,水を十分に摂取してください。
(4)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。(
「薬の知識」共通事項のみかた)
<重大な副作用>[大腸検査前処置に用いた場合](1)腸閉塞,腸管穿孔。(2)虚血性大腸炎。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
<その他の副作用>(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(じん麻疹,発疹など)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……腹痛,悪心,嘔吐,腹鳴,腹部膨満感,腹部不快感/めまい,一過性の意識消失
(3)検査などでわかる副作用……AST・ALT上昇
<併用してはいけない薬>併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。
<注意して併用すべき薬>