 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)の使用上の注意 |
<警告>
<基本的注意>
(1)次の人は慎重に服用します。(1)病後の衰弱期,著しく体力の衰えている人,(2)胃腸の虚弱な人,(3)食欲不振,悪心,嘔吐のある人,(4)発汗傾向の著しい人,(5)狭心症,心筋梗塞などの循環器系の障害,またはその前歴のある人,(6)重症高血圧症の人,(7)高度の腎機能障害のある人,(8)排尿障害のある人,(9)甲状腺機能亢進症の人
(2)妊婦での安全性は未確立です。有益と判断されたときのみ服用します。
<重大な副作用>
(1)体液の貯留,むくみ,体重増加,血圧上昇などの偽アルドステロン症(甘草配合のため)。(2)脱力感,手足のけいれんや麻痺などを初発症状とするミオパシー(低カリウム血症の結果。甘草配合のため)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
<その他の副作用>
不眠,発汗過多,動悸,頻脈,全身脱力感,精神興奮,悪心,嘔吐,食欲不振,胃部不快感,軟便,下痢,排尿障害など
<併用してはいけない薬>
併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。
<注意して併用すべき薬>