 人参湯(にんじんとう)の使用上の注意 |
<警告>
<基本的注意>
(1)次の人は服用してはいけません(禁忌)。本剤が甘草を配合しているため,症状が悪化するおそれがあります。(1)アルドステロン症の人,(2)ミオパシーのある人,(3)低カリウム血症のある人
(2)体力が充実している人は,ふつう服用しません。
(3)[附子理中湯]妊婦または妊娠している可能性のある人は,服用しないことが望ましいです(副作用が現れやすい)。
(4)[人参湯]妊婦での安全性は未確立です。有益と判断されたときのみ服用します。
(5)[附子理中湯](1)しびれ感や麻痺,悪心・嘔吐,心悸亢進,顔面蒼白などがおこったら,すぐに処方医に連絡します。(2)暑がりで,のぼせが強く,赤ら顔の人,および小児は慎重に服用します。
<重大な副作用>
(1)体液の貯留,むくみ,体重増加,血圧上昇などの偽アルドステロン症(甘草配合のため)。(2)脱力感,手足のけいれんや麻痺などを初発症状とするミオパシー(低カリウム血症の結果。甘草配合のため)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
<その他の副作用>
発疹,じん麻疹などのアレルギー症状が現れることがあります(服用を中止して処方医へ連絡)/[附子理中湯]心悸亢進,のぼせ,舌のしびれ,悪心など
<併用してはいけない薬>
併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。
<注意して併用すべき薬>