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気管損傷

どんな外傷か

気管は空気を口から肺へ導く管状の器官です。頸部(けいぶ)では比較的表面を走っていますが、外傷によって気管損傷を起こすことは多くはありません。気管の外傷は全胸部外傷の約0・7%といわれていて、重い症例では死に至ることもあります。
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原因は何か

気管の損傷は、頸部に直接外力が加わる場合(バットで殴られる、倒れた拍子に階段の角に当たるなど)のほか、急激に頸部が伸ばされた場合や、高速で走っている自動車に乗車中、衝突によって体に大きな力が加わった時などに体内で引きちぎられるように断裂する、などの原因によって起こると考えられています。
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症状の現れ方

症状は血痰や呼吸困難ですが、血痰、呼吸困難とともに頸部皮下気腫(ひかきしゅ)が進むことが最大の特徴です。受傷とほぼ同時に症状が現れます。症状の発現、進行は非常に速いことが多いので、直ちに救急医療に習熟した医療機関を受診すべきです。
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検査と診断

確定診断には気管支鏡検査が必須ですが、理学所見上前記の3つの特徴(血痰(けったん)・呼吸困難・頸部皮下気腫)を認める場合には頸部を軽く伸ばし、動かさないようにして救急病院へ大至急搬送することが必要です。
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治療の方法

単独の損傷であれば、手術により損傷部を修復することになります。放置すれば、呼吸困難の進行から死亡することもあるので、診断後直ちに緊急手術を行う必要があります。

多臓器損傷が合併していて、外科的治療が困難な場合には、気管内挿管(そうかん)や気管切開を行って、損傷部を越えて気管内チューブを健常部にまで挿入し、換気を確保することになります。この場合、全身状態が落ち着いてから外科的に損傷部を修復することになりますが、外傷後の不規則な瘢痕(はんこん)をはがして損傷部に到達しなければなりません。頸部は、頭部、顔面へ行く動静脈や神経、食道がとおっている部位なので、注意深い手技が必要で、手術後、神経欠落症状などが起こる可能性があります。

軽い損傷の場合には経過観察を行うこともあり、日常生活に困難を感じない程度の変形を残して治る場合もあります。主治医に損傷の状態をよく説明してもらい、治療法を選択します。ただし、頸部気管の完全断裂症例は、救命が非常に困難な外傷のひとつです。進行性の呼吸困難で窒息の危険がある場合には、救命の目的で現場で気管切開を行わなければならない場合もあり、治療法に選択の余地はありません。このような場合には治療を救急の専門家に任せてください。
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関連項目

胸部外傷縦隔気腫

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気管損傷の初診に適した科目

初診に適した診療科目を選択すると、iタウンページの病院検索のページへ遷移します。
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呼吸器外科
外科
外科
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