頭蓋骨陥没骨折 - メディカルiタウン

メディカルiタウン

頭蓋骨陥没骨折

どんな外傷か

ちょうどピンポン球を押した時にへこんでしまったような、頭蓋骨が内側に陥没した骨折です。頭蓋骨線状骨折と同じく、骨折に伴う頭蓋内(頭蓋骨よりも内側)の損傷の有無が問題になります。

さらに、頭蓋骨陥没骨折では頭蓋骨の内側にはすぐに髄膜(ずいまく)(コラム頭部の解剖図)に包まれた脳があるので、陥没の程度に応じて脳が圧迫・損傷を受けます。
9ページTOPへ▲

原因は何か

頭蓋骨線状骨折と同じく、骨折部位への直接の衝撃が原因です。頭蓋骨が軟らかい乳幼児のほうが起こりやすいとされています。成人でも、野球の硬球が直撃したような外力の加わり方(小範囲に限られた鈍的(どんてき)外力)でみられます。
9ページTOPへ▲

症状の現れ方

骨折部位に、打撲(だぼく)による疼痛、腫脹(しゅちょう)(こぶ)のほか、陥没骨折により圧迫・損傷を受けた脳の部位に応じた症状が現れることがあります。現れやすい症状は、半身の麻痺(片麻痺(かたまひ))、半身の感覚障害、言語障害、けいれん発作などです。

そのほか、陥没による圧迫のため、頭蓋骨の内側の圧が高まり(頭蓋内圧亢進(ずがいないあつこうしん))、激しい頭痛、嘔吐、意識障害などが認められることもあります。腫脹のため、頭蓋骨の陥没を触れることはほとんどありません。
9ページTOPへ▲

検査と診断

頭蓋骨単純X線で診断できますが、頭蓋骨の陥没の状態と頭蓋内損傷の有無を診断するために、頭部CTが行われます。
9ページTOPへ▲

治療の方法

内側に陥没した頭蓋骨が、脳に圧迫・損傷を与えて障害を及ぼしている場合には、陥没骨折整復術が行われます。手術の必要性は一般に陥没の程度に比例し、日本のガイドラインでは以下を手術適応の目安にしています。

(1)1㎝以上の陥没や、高度の脳損傷を伴う場合

(2)前額部など美容上問題になる場合

(3)硬膜(こうまく)の静脈(静脈洞(じょうみゃくどう))を圧迫する場合

(4)陥没骨折の直上に開放創(頭蓋骨に達する傷)があり、脳脊髄液の漏出など硬膜の損傷が疑われる場合

予後は合併する頭蓋内損傷の程度によって決まります。

9ページTOPへ▲

頭蓋骨陥没骨折の初診に適した科目

初診に適した診療科目を選択すると、iタウンページの病院検索のページへ遷移します。
(表示がない場合は、該当するデータがございません。)


脳神経外科
外科
9ページTOPへ▲

執筆者:


他の分類から探す

子ども

女性

男性

高齢者

こころ

皮膚・アレルギー

頭・顔

上半身

下半身

全身

生活習慣病

遺伝的要因

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
(C)株式会社 法研
[免責事項・著作権等について]

9ページTOPへ▲