水疱性類天疱瘡 - メディカルiタウン

メディカルiタウン

水疱性類天疱瘡

どんな病気か

お年寄りに多くみられます。かゆみを伴った皮膚の赤み(紅斑(こうはん))と、そのなかに大型の水ぶくれ(水疱(すいほう))が出てくる病気で、体のどこにでも現れます。水ぶくれが破れたあとのびらん(ただれ)は、治りやすいのが天疱瘡と違うところです。また、口のなかなどの粘膜がただれることは少ないです。
9ページTOPへ▲

原因は何か

原因は、患者さんの血液のなかに含まれる免疫グロブリンという蛋白質の一部です。免疫グロブリンは、本来はウイルスやばい菌と闘うために私たちの体のなかにある蛋白質なのですが、その一部が自分の皮膚と闘いだすために、皮膚が傷んでしまいます。具体的には、ヘミデスモゾームという構造物のなかのBP180という蛋白を攻撃します。
9ページTOPへ▲

症状の現れ方

気がついた時には体に水疱が現れていて、日に日に数が増えていきます。軽いものでは、皮膚の赤さが目立っていて、水疱が小さいものもあり、湿疹との区別に苦労することもあります。通常はかゆみがあります。
9ページTOPへ▲

検査と診断

破れにくい大きな水疱が特徴です。診断は、症状だけではなく検査と組み合わせて総合的に行います。天疱瘡と同じように、皮膚を小さく切り取り(皮膚生検)、ひとつは組織検査を行い、水疱のできている場所が表皮の下であることを顕微鏡で観察します。

もうひとつ皮膚をとって、蛍光(けいこう)抗体直接法で基底膜に免疫グロブリンがあることを証明し、血液の検査で蛍光抗体法間接法を行います。

血液の検査では、近ごろではELISAという免疫学的な検出方法が優れていますが、陽性率が少し低い、つまり本当は類天疱瘡の病気にかかっているが、検査ではマイナスに出てしまうことが3割程度あることが難点です。これらの検査結果と臨床症状と経過から総合的に判断します。
9ページTOPへ▲

治療の方法

治療の基本は、副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン(ステロイド)薬による治療です。ステロイド薬により病勢は抑えられますが、副作用があるため、胃薬や骨がもろくなりにくくするような薬も併せてのんだり、高血圧糖尿病などにならないように生活の注意も必要です。ステロイド薬に続いて使われるのは、テトラサイクリンとニコチン酸アミドの併用です。免疫抑制薬が必要になることもあります。
9ページTOPへ▲

病気に気づいたらどうする

皮膚科専門医の診断が必要です。

9ページTOPへ▲

水疱性類天疱瘡の初診に適した科目

初診に適した診療科目を選択すると、iタウンページの病院検索のページへ遷移します。
(表示がない場合は、該当するデータがございません。)


皮膚科
9ページTOPへ▲

執筆者:


他の分類から探す

子ども

女性

男性

高齢者

こころ

皮膚・アレルギー

頭・顔

上半身

下半身

全身

生活習慣病

遺伝的要因

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
(C)株式会社 法研
[免責事項・著作権等について]

9ページTOPへ▲