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腎硬化症

どんな病気か

腎臓は、大きな血管から、糸球体と呼ばれる血液から尿を生成するフィルターの働きをする毛細血管まで、さまざまなサイズの血管が集まっている臓器です。腎硬化症の多くは、長年の高血圧などにより、腎臓の細小動脈に障害が起こり、その結果徐々に腎臓の機能低下を来す、良性腎硬化症です。

しかし、なかには、急激な経過をたどる悪性高血圧に合併する悪性腎硬化症もあります。
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原因は何か

良性腎硬化症は、高血圧の大多数を占め、一般に遺伝や生活習慣と関連する本態性高血圧によって、長い年月を経て腎臓の細動脈に動脈硬化が起こり、そのため徐々に腎機能の低下を来したものです。

一方、悪性腎硬化症は、本態性高血圧や腎血管性高血圧褐色細胞腫(かっしょくさいぼうしゅ)などの二次性高血圧などの経過中に急激に悪化する高血圧により、腎障害のみならず、心不全(しんふぜん)や脳血管障害など全身の症状を呈する、予後の悪い病気です(表8に診断基準)。
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症状の現れ方

良性腎硬化症は、自覚症状を伴わない場合が少なくありません。初期の症状は高血圧に伴う頭痛や動悸、肩こり程度です。しかし、腎臓の機能が低下し腎不全を呈した場合には、むくみや倦怠感、食思不振、貧血、息切れなど、いわゆる“尿毒症(にょうどくしょう)”の症状が出現します。

悪性腎硬化症は、急激な血圧上昇により、腎臓機能の急激な悪化とともに、頭痛、嘔吐(おうと)などの症状や、時にはけいれん発作や意識障害、うっ血性心不全、眼底出血による視力障害など全身にわたるさまざまな臓器症状が出現します。適切な治療を行わないと生命に関わることになります。
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検査と診断

良性腎硬化症は、本態性高血圧の経過中に、尿検査で蛋白尿を認めたり、血液検査で腎機能の低下(血中尿素窒素・クレアチニンの上昇)や電解質異常などが出現した場合に、疑われます。また、進行例では超音波検査やCTなどの画像検査において、両側の腎臓の萎縮所見が認められます。

悪性腎硬化症は、悪性高血圧による腎機能の急速な悪化に加え、眼底検査や心臓機能(心電図、胸部X線、心臓超音波など)などで多臓器にわたる異常所見を認めます。

また、昇圧ホルモンの異常分泌による腎血管性高血圧褐色細胞腫などの二次性高血圧が原因となることもあり、その鑑別のための検査も必要です。
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治療の方法

良性腎硬化症では、まず高血圧の治療が中心となります。2009年高血圧治療ガイドラインでは、腎臓病症例で130/80㎜Hg未満と厳格なコントロールを推奨しています。まずは、食事療法(減塩食1日6g以下)や適度な運動療法など、日常の生活習慣を改善します。それでも目標に達しない場合は、降圧薬による薬物療法を併用します。

一般に腎機能低下は慢性に進行し、その度合いにより蛋白制限などの腎臓病食や腎不全に対する治療を行い、尿毒症を呈した場合は透析(とうせき)療法が必要となります。

悪性腎硬化症の場合は、血圧コントロールとともに全身管理が必要で、一般に入院安静とします。降圧療法は、内服薬だけでは効きにくいので多くは注射薬を使用し、経過により透析療法も含めた治療を行います。
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病気に気づいたらどうする

腎不全において透析療法を必要とする原疾患としての腎硬化症は、糖尿病腎症慢性糸球体腎炎に続き頻度の高い疾患です。そのため日常の高血圧の治療とともに、自覚症状がなくとも定期的な血液・尿検査により腎機能の評価を行うことが、この疾患を進行させないための重要なポイントとなります。

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腎硬化症の初診に適した科目

初診に適した診療科目を選択すると、iタウンページの病院検索のページへ遷移します。
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