統合失調症圏障害 - メディカルiタウン

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統合失調症圏障害

統合失調症という病(やまい)を考える時、これは単一の原因により生じる輪郭の明確な病気というよりも、多様な因子の重なりから生じるある種の脳の機能障害である、という立場があります。このような立場に立つと、統合失調症の周辺には、「明らかな統合失調症は発病していないものの、似たような症状を呈する病気の一群がある」という考え方が成り立ちます。

実際、統合失調症の診断基準は満たさないものの、妄想(もうそう)や幻聴(げんちょう)などの一部の症状があったり、人とのコミュニケーションのあり方が統合失調症に罹患(りかん)した場合と似ていたり、といった特徴をもつ状態があり、何らかの共通性が脳の神経ネットワークの機能の問題などであるのではないかと推測されています。

このような状態を示す病気と統合失調症をひとくくりにして「統合失調症圏障害」と呼びます。具体的には以下のような病名と状態がこの圏内に含まれます。

妄想性障害

明確な幻聴や「させられ体験(自分以外のものに支配・コントロールされている体験)」などの陽性症状、あるいは陰性症状はないものの、「自分の体が醜く、周囲の人々から疎(うと)んじられている」とか「自分が臭いと周囲の人から思われて、常に避けられている」と、不合理に確信した妄想状態が持続的に続きます。

急性一過性精神障害

2週間以内という大変短い期間のうちに、健常な状態から変化して、統合失調症にみられる陽性症状をいくつも生じるようになります。しばしば誰にでも理解可能な急性のストレス状況が、このような変化の前に先行しており、ストレスにさらされた脳の不適応状態として理解できます。2~3カ月以内に急速に回復し、障害を残さないことが一般的です。

統合失調感情障害

感情障害(双極性障害うつ病)と統合失調症の両方の症状が、病期のなかで同時に認められるものです。たとえば誇大的、過活動的になった躁(そう)状態のなかで、自分の考えが周囲に伝わるようになったなどの陽性症状を体験していたり、うつ状態に加えて「スパイに狙われている、テレパシーが聞こえてくる」などの不合理な体験を訴えます。いずれも一過性で、安定してくるとこのような症状はなくなります。

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統合失調症圏障害の初診に適した科目

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