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器質性精神障害

どんな病気か

脳そのものの器質的病変により、または脳以外の身体疾患のために、脳が二次的に障害を受けて何らかの精神障害を起こすことがあります。これを器質性精神障害といいます。身体疾患に基づく精神障害を症状性精神障害として分けることもあります。
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原因は何か

器質性精神障害の主な原因となる疾患を表1に示しました。基本的には、脳に障害をもたらす疾患すべてが原因となりえます。
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症状の現れ方

主な症状は、認知症(にんちしょう)と意識障害です。

認知症とは、正常に発達した知的能力が、脳の器質変化によって低下した状態で、記憶や知能の障害に加え、生まれもった性格が変わってくる人格変化がみられます。認知症に伴って、情動の不安定さやうつ状態など感情の変化、気力や意欲がなくなってくる発動性の低下、幻覚(げんかく)や妄想(もうそう)などの精神症状もしばしばみられるようになります。

意識障害とは、昏睡(こんすい)と呼ばれる、どんな強い刺激を与えても深く眠ったままで目を覚まさない重度のものから、一見意識清明なように見えるものの、注意力が散漫で、放っておくとぼんやりとして、うとうとするような軽度のレベルまでいろいろな段階があります。

このとき、幻覚(比較的幻視(げんし)が多い)や妄想が生じたり、言動や行動がまとまらず興奮することもしばしばみられ、意識障害ではなく、その他の何らかの精神障害と誤って判断されることもあるので、注意が必要です。
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病気に気づいたらどうする

認知症や意識障害を思わせるような症状がみられたら、器質性精神障害なのかどうか、そうだとすれば何が原因で精神症状が起きているのかを、できるかぎり早く専門医に診断してもらう必要があります。とくに意識障害の場合は、早急な処置を必要とすることが多いため、一刻も早く医療機関を受診すべきです。

診断にあたっては、脳画像検査(CT、MRI)や脳波検査をはじめ、複雑な検査を行うことが必要になることもあるので、設備の整った大きな病院を受診するほうがよいでしょう。かかりつけ医がいる場合は、専門の医療機関を紹介してもらうのもひとつの方法です。

なお、ある種の薬が精神症状を引き起こす場合もあります。専門機関を受診した時には、担当の医師に服薬している医薬品名を伝えてください。
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治療の方法

治療の基本は、原因となる脳器質疾患(のうきしつしっかん)、身体疾患を治療することです。頭部外傷や脳腫瘍(のうしゅよう)など外科的処置が必要になるものや、脳炎、膠原病(こうげんびょう)など内科的治療を行うもの、アルツハイマー型認知症のように、薬を使いながら生活環境を整えリハビリを行うものなど、原因疾患が何であるかによって、治療は変わってきます。

精神症状が激しい場合には、向精神薬を用いながら治療を行います。
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生活上の注意

器質性精神障害は、一部の疾患を除いて慢性的な経過をたどることが多く、症状が重い急性期の治療が終わったあとは、通院治療を続けることになります。薬が処方された場合は、自己判断で服用量を変えると、逆に精神症状が悪化する場合もあるので、必ず処方どおりに内服してください。市販の薬を使う場合は、事前に主治医と相談したほうがよいでしょう。

たとえ認知症が進行し、十分な意思疎通(そつう)ができなくなっても、周囲が尊厳をもって接し、支持的共感的に対応することは大切なことです。残された健康的な機能に目を向け、それを生かす支援を工夫して行うことで、症状に変化が生じることも期待できます。

しかし、周囲で援助をする家族にゆとりがないと、良質な介護が難しいことも事実であり、そのためには地域の福祉機関と連携をとることも必要です。

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器質性精神障害の初診に適した科目

初診に適した診療科目を選択すると、iタウンページの病院検索のページへ遷移します。
(表示がない場合は、該当するデータがございません。)


精神科
脳神経外科
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