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内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

抗生物質/腸内細菌用抗生物質

解説タイトル

クロストリジウム・ディフィシル感染症治療薬

一般名 解説

フィダキソマイシン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 200mg 1錠 4,012.80円

製薬会社 解説

ゼリア

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

クロストリジウム・ディフィシル感染症治療薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1回200mgを1日2回。原則として10日間服用。

識別コード 解説

200mg 本体コード:320

その他 解説

保険収載年:2018/8

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)

解説 解説

クロストリジウム・ディフィシルは,健常者の腸管内に少数生息している細菌です。抗生物質の服用などでこの菌が異常に増殖するとクロストリジウム・ディフィシル感染症(感染性腸炎)を引きおこし,下痢,発熱,腹痛などの症状が現れ,重篤な症例では中毒性巨大結腸症,敗血症,消化管穿孔(せんこう)を併発するなど,致死的な病態をおこすことがあります。
本剤はクロストリジウム・ディフィシルに強い抗菌活性があり,また他の腸内細菌のバランスを攪乱(かくらん)する作用が弱いという特性をもちます。この感染症の治療薬には,これまでメトロニダゾール(メトロニダゾール)とバンコマイシン(バンコマイシン)がありましたが,2018年7月に新たに本剤が承認され,欧米並みになりました。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)服用期間……本剤の服用期間は原則として10日間です。この期間を超えて服用する場合は,ベネフィット(効き目)とリスク(副作用)を考慮して服用の継続を慎重に判断します。
(3)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)アナフィラキシー(発疹,かゆみ,血管浮腫,呼吸困難など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)すぐに処方医に連絡する副作用……便秘,悪心,嘔吐/腹部膨満,下痢,口内乾燥,鼓腸/浮動性めまい,味覚異常,頭痛/食欲減退
(2)検査などでわかる副作用……ALT上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • B

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27