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ちざにじん

チザニジン

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

痛み・炎症・熱の薬/肩こり・筋肉痛・腰痛の薬

解説タイトル

チザニジン塩酸塩

一般名 解説

チザニジン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 1mg 1錠 5.90円

製薬会社 解説

キョーリン=杏林

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

骨格筋弛緩薬

規制 解説

使用量と回数 解説

筋緊張状態の改善:1日3mg(顆粒剤は1.5g)を3回に分けて服用。痙性麻痺:1日3~9mgを3回に分けて服用。

識別コード 解説

1mg 本体コード:PH 109

その他 解説

保険収載年:1988/4

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

頸肩腕症候群・腰痛症による筋緊張状態の改善/脳血管障害・頸部脊椎症・痙性(けいせい)脊髄麻痺・脳性(小児)麻痺,外傷後遺症(脊髄損傷,頭部外傷)・脊髄小脳変性症・多発性硬化症・筋萎縮性側索硬化症による痙性麻痺

解説 解説

本剤は脊髄および脊髄上位の中枢に作用し,固縮緩解作用,脊髄反射抑制作用などの筋緊張緩和作用を有しています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*チザニジン塩酸塩(テルネリン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/フルボキサミン(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)または塩酸シプロフロキサシン(ニューキノロン剤)の服用中/重い肝機能障害
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/腎機能障害
(3)血圧低下……服用の初期に,急激な血圧低下による立ちくらみ,めまいなどが現れることがあるので注意してください。
(4)精神依存……動物実験で,精神依存の形成が示唆されたとの報告があります。異常を感じたら,処方医へ連絡してください。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,めまい,低血圧などがおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)投与初期の急激な血圧低下。(2)ショック(血圧低下,徐脈,顔面蒼白,冷汗,呼吸困難など)。(3)心不全(心肥大,肺水腫など)。(4)呼吸障害(喘鳴(ぜんめい),ぜんそく発作,呼吸困難など)。(5)肝炎,肝機能障害,黄疸(悪心・嘔吐,食欲不振,全身倦怠感など)
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(血管性浮腫,発疹,皮膚のかゆみ,じん麻疹,紅斑)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……失神,徐脈,動悸/幻覚,錯乱,眠け,頭痛・頭重感,めまい・ふらつき,知覚異常(しびれ感など),構音障害(ろれつがまわらないなど),不眠/口渇,悪心,食欲不振,胃部不快感,腹痛,下痢,胃もたれ,便秘,口内炎,舌のあれ,口中苦味感,よだれ/眼瞼下垂,脱力・倦怠感,むくみ,尿閉,霧視
(3)検査などでわかる副作用……血圧低下/AST・ALT・AL-Pの上昇

併用してはいけない薬 解説

フルボキサミン(選択的セロトニン再取り込み阻害薬),塩酸シプロフロキサシン(ニューキノロン剤)→本剤の血中濃度が上昇し,著しい血圧低下,傾眠,めまい,精神運動能力の低下がおこることがあります。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の血中濃度が上昇し副作用が強まるおそれがある薬剤……抗不整脈剤(アミオダロン塩酸塩(アミオダロン塩酸塩),メキシレチン塩酸塩(メキシレチン塩酸塩),プロパフェノン塩酸塩(プロパフェノン塩酸塩)),シメチジン(ヒスタミンH2受容体拮抗薬),ニューキノロン系抗菌剤(エノキサシン水和物・ノルフロキサシン(ニューキノロン剤)),黄体・卵胞ホルモン剤(経口避妊薬(低用量ピル)),チクロピジン塩酸塩(チクロピジン塩酸塩
(2)併用すると本剤の作用が弱まることがある薬剤など……CYP1A2を誘導する薬剤(リファンピシン(リファンピシン))/喫煙
(3)併用すると低血圧,徐脈が現れることがある薬剤……降圧薬
(4)併用すると眠けが強まるおそれがある薬剤など……中枢神経抑制薬/飲酒

海外評価 解説

  • 4点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27