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じえのげすと

ジエノゲスト

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

婦人科の薬/女性用ホルモン剤

解説タイトル

ジエノゲスト

一般名 解説

ジエノゲスト
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 1mg 1錠 73.80円

製薬会社 解説

沢井

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

子宮内膜症治療薬・子宮腺筋症に伴う疼痛改善治療薬・月経困難症治療薬

規制 解説

使用量と回数 解説

[子宮内膜症,子宮腺筋症]1日2mg(1mg2錠)を2回に分け,月経周期2~5日目より服用。[月経困難症]1日1mg(0.5mg2錠)を2回に分け,月経周期2~5日目より服用。

識別コード 解説

1mg 本体コード:SW DG 1

その他 解説

保険収載年:2007/12

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

子宮内膜症/子宮腺筋症に伴う疼痛の改善/[ディナゲスト0.5mgの適応症]月経困難症

解説 解説

卵巣機能および子宮内膜細胞の増殖を抑えて子宮内膜症を治療します。治療中は経口避妊薬(ピル)以外の方法で避妊しなければなりません。
本剤の1mgは子宮腺筋症にも用いられます。子宮腺筋症は月経時に日常生活に支障をきたすほどの強い疼痛を訴えることが多い疾患で,その疼痛の改善に効果を発揮します。ディナゲストの0.5mgは月経困難症のみが適応症です。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*ジエノゲスト(ディナゲスト,OD)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/診断のつかない異常性器出血のある人/高度の子宮腫大または重度の貧血のある人/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……子宮筋腫/うつ病・うつ状態またはその前歴/肝機能障害/最大骨塩量に達していない人
(3)不正出血・貧血……本剤の服用によって不正出血(月経ではない出血)が現れ,重度の貧血に至ることがあります。出血の程度には個人差があり,服用中に出血が持続する場合や,一度に大量の出血が生じる場合もあります。出血量が多く持続日数が長い場合や,一度に大量の出血が認められた場合には,すぐに処方医に連絡してください。貧血のある人では,必要に応じて本剤の服用前に貧血の治療を行うことがあります。
(4)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳しないことが望ましい。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)重篤な不正出血,重度の貧血。(2)アナフィラキシー(呼吸困難,血管浮腫,じん麻疹,かゆみなど)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみなど)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……ほてり,頭痛,めまい,動悸,抑うつ,不安,不眠,発汗/不正出血/乳房のはり,乳房痛,乳汁分泌/にきび,外陰部のかぶれ・かゆみ,皮膚乾燥,脱毛/傾眠,いらいら感,しびれ感,片頭痛/吐きけ,嘔吐,腹痛,胃部不快感,便秘,下痢,腹部膨満感,口内炎/背部痛,肩こり,関節痛/倦怠感,疲労,体重増加,むくみ,発熱,耳鳴り
(3)検査などでわかる副作用……AST・ALT・γ-GTP・ビリルビン上昇/貧血,白血球減少/コレステロール上昇,血糖値上昇/骨塩量低下

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の血中濃度が上昇するおそれがある薬剤……CYP3A4阻害薬(エリスロマイシン(マクロライド),クラリスロマイシン(マクロライド),イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),フルコナゾール(深在性真菌治療薬)など)
(2)併用すると本剤の血中濃度が低下し,有効性が弱まるおそれがある薬剤……CYP3A4誘導薬(リファンピシン(リファンピシン),フェニトイン(フェニトイン),フェノバルビタール(バルビツール酸誘導体),カルバマゼピン(カルバマゼピン)など)
(3)併用すると本剤の効果が弱まる可能性がある薬剤……卵胞ホルモン含有製剤
(4)併用すると作用が強まる可能性がある薬剤……黄体ホルモン含有製剤

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27