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えんてかびる
エンテカビル
処方薬
種別
内服薬
大分類/中分類
肝臓・膵臓・胆道・痔の薬/肝臓障害の薬
解説タイトル
B型肝炎治療薬(抗ウイルス薬3)
剤形/保険薬価解説
錠剤 / 0.5mg 1錠 280.70円
製薬会社解説
武田テバファーマ=武田
先発/ジェネリック解説
ジェネリック
分類解説
B型肝炎治療薬
規制解説
劇薬
使用量と回数解説
1日1回0.5mg(1錠)。ラミブジンが効かない患者の場合は,1日1回1mgを推奨。
識別コード解説
0.5mg 包装コード:TV ETV 1 本体コード:TV ETV 1:0.5
その他解説
保険収載年:2006/9
「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。
※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的解説
B型肝炎ウイルスの増殖を伴い肝機能の異常が確認されたB型慢性肝疾患におけるB型肝炎ウイルスの増殖抑制
解説解説
B型肝炎ウイルス(HBV)のDNAポリメラーゼ(DNAの複製に必要な酵素)を選択的に阻害することで,HBVの増殖を抑える薬です。本剤を服用する前に,HBV DNA,HBV DNAポリメラーゼあるいはHBe抗原により,ウイルスの増殖を確認します。
本剤の服用を中止すると,肝機能の悪化もしくは肝炎が重症化することがあるので,自己判断で服用を中止しないようにしてください。
本剤の服用を中止すると,肝機能の悪化もしくは肝炎が重症化することがあるので,自己判断で服用を中止しないようにしてください。
使用上の注意
警告解説
治療終了後に肝炎の急性増悪が報告されています。終了後少なくとも数カ月は検査を十分に行う必要があります。
基本的注意解説
*エンテカビル水和物(バラクルード)の添付文書による
(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害,肝移植患者,非代償性肝硬変
(3)服用法……本剤の吸収は食事の影響を受けやすい(空腹時服用の数分の1しか吸収されない)ので,食後2時間以降かつ次の食事の2時間以上前に服用します。
(4)乳酸アシドーシス……乳酸アシドーシスが現れることがあり,死亡例も報告されています。
(5)予防処置……本剤の服用により他者へのHBV感染を防ぐことはできません。妊娠の可能性がある人は避妊してください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害,肝移植患者,非代償性肝硬変
(3)服用法……本剤の吸収は食事の影響を受けやすい(空腹時服用の数分の1しか吸収されない)ので,食後2時間以降かつ次の食事の2時間以上前に服用します。
(4)乳酸アシドーシス……乳酸アシドーシスが現れることがあり,死亡例も報告されています。
(5)予防処置……本剤の服用により他者へのHBV感染を防ぐことはできません。妊娠の可能性がある人は避妊してください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用解説
(1)肝機能障害。(2)服用終了後の肝炎の悪化。(3)アナフィラキシー様症状(全身の発赤,じんま疹,顔や喉の腫れ,顔面蒼白,冷や汗,呼吸困難など)。(4)乳酸アシドーシス(嘔吐,腹痛,下痢,倦怠感,筋肉痛,動悸,呼吸困難,昏睡など)。(5)(類薬で)脂肪沈着による重度の肝腫大(脂肪肝)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用解説
(1)処方医に連絡する副作用……下痢,吐きけ,便秘,上部腹痛/倦怠感/鼻咽頭炎/筋硬直/頭痛,めまい/発疹,脱毛
(2)検査などでわかる副作用……AST・ALT・ビリルビン上昇/アミラーゼ・リパーゼ上昇/血中ブドウ糖上昇/血中乳酸増加/BUN上昇,尿潜血,尿中白血球陽性/白血球減少,抗酸球増加
(2)検査などでわかる副作用……AST・ALT・ビリルビン上昇/アミラーゼ・リパーゼ上昇/血中ブドウ糖上昇/血中乳酸増加/BUN上昇,尿潜血,尿中白血球陽性/白血球減少,抗酸球増加
併用してはいけない薬解説
併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。
注意して併用すべき薬
海外評価解説
- 5.5点
プレグナンシー・カテゴリー解説
- C
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第32版(2019年2月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。
データ更新日:2019/02/19