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なるらぴど
ナルラピド
内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
がんに使われる内服薬/がんに使われるその他の薬剤
解説タイトル
がん疼痛治療薬(8)
一般名 解説
ヒドロモルフォン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る
剤形/保険薬価 解説
錠剤 / 1mg 1錠 112.60円
錠剤 / 2mg 1錠 206.60円
錠剤 / 4mg 1錠 378.80円
製薬会社 解説
第一三共プロファーマ=第一三共
先発/ジェネリック 解説
先発品
分類 解説
がん疼痛治療薬(医療用麻薬)
規制 解説
劇薬,麻薬
使用量と回数 解説
識別コード 解説
1mg 本体コード:DC:I 1
2mg 本体コード:DC:I 2
4mg 本体コード:DC:I 4
その他 解説
保険収載年:2017/5
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
解説 解説
ナルラピドは即効性製剤で,服用後すぐに効果を発揮します。突出痛(一過性の増強する痛み)に対応するための薬で,通常1日4~24mgを4~6回に分割して服用します。
一方,ナルサスは1日中ずっと続く持続痛に用い,服用後に有効成分が少しずつ溶け出して効果を発揮します。通常,1日4~24mgを1日1回服用します。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……重篤な呼吸抑制/気管支ぜんそくの発作中/慢性肺疾患に続発する心不全/けいれん状態(てんかん重積症,破傷風,ストリキニーネ中毒)/麻痺性イレウス/急性アルコール中毒/本剤の成分およびアヘンアルカロイドに対するアレルギーの前歴/出血性大腸炎(腸管出血性大腸菌(O157など)や赤痢菌などの重篤な細菌性下痢)/ナルメフェン塩酸塩水和物(飲酒量低減薬)の服用中または服用中止後1週間以内
(2)特に慎重に服用すべき場合(治療上やむを得ないと判断される場合を除き服用は避けること)……細菌性下痢
(3)慎重に服用すべき場合……心機能障害あるいは低血圧/呼吸機能障害/肝機能障害/腎機能障害/脳の器質的障害/ショック状態/代謝性アシドーシス/甲状腺機能低下症(粘液水腫など)/副腎皮質機能低下症(アジソン病など)/薬物依存・アルコール依存またはその前歴/前立腺肥大による排尿障害,尿道狭窄,尿路手術術後の人/器質的幽門狭窄または最近消化管手術を受けた人/けいれんの前歴/胆のう障害,胆石症または膵炎/重篤な炎症性腸疾患/衰弱者/高齢者
(4)依存性……本剤の連用により薬物依存を生じることがあるので,処方医の指示を守って服用してください。
(5)退薬症候……連用中に服用量を急激に減少または中止すると,あくび,くしゃみ,流涙,発汗,悪心,嘔吐,下痢,腹痛,散瞳,頭痛,不眠,不安,せん妄,ふるえ,全身の筋肉・関節痛,呼吸促迫などの退薬症候が現れることがあります。自己判断で,減量や中止をしないでください。
(6)強い眠け……本剤によって鎮痛効果が得られている人で,通常とは異なる強い眠けがある場合には過量服用の可能性があります。過量服用すると呼吸抑制,意識不明,けいれん,錯乱,血圧低下,重篤な脱力感,重篤なめまい,嗜眠(しみん),心拍数の減少,神経過敏,不安,縮瞳,重度の低酸素症による著明な散瞳,皮膚冷感などがおこりやすくなるので,強い眠けを感じたら服用を中止して直ちに処方医に連絡してください。
(7)服用法……[ナルサス]本剤は徐放性製剤であることから,急激な血中濃度の上昇による重篤な副作用の発現を避けるため,服用に際して,割ったり,砕いたり,あるいはかみ砕いたりせず,必ず飲み物と一緒にそのまま服用してください。
(8)適切な使用・管理……(1)本剤を目的以外に使用しないでください。(2)本剤は子どもの手の届かないところに保管してください。(3)本剤が不要となった場合には,病院または薬局へ返却してください。
(9)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,めまいがおこるおそれがあります。服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(10)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳しないことが望ましい。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(2)検査などでわかる副作用……肝機能異常
併用してはいけない薬 解説
注意して併用すべき薬
(2)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤……クマリン系抗凝血薬(ワルファリンカリウム(ワルファリンカリウム))
(3)併用すると麻痺性イレウスに至る重篤な便秘または尿貯留がおこるおそれがある薬剤……抗コリン作用をもつ薬剤
(4)併用すると本剤の作用が弱まることがある,また退薬症候がおこることがある薬剤……ブプレノルフィン塩酸塩(ブプレノルフィン塩酸塩),塩酸ペンタゾシン(がん疼痛治療薬(6))
海外評価 解説
- 6点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- C
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2023/09/27