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かーばぐるぶんさんじょう
カーバグル分散錠
内服薬
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
以下の疾患による高アンモニア血症→N-アセチルグルタミン酸合成酵素欠損症,イソ吉草酸血症,メチルマロン酸血症,プロピオン酸血症
解説 解説
タンパク質やアミノ酸は,体内での代謝の過程でアンモニアが生じます。アンモニアは人体にとって有害なもので蓄積すると高アンモニア血症となり,意識障害などさまざまな症状を引き起こしてしまいます。本剤は,国内で初めて承認されたN-アセチルグルタミン酸合成酵素(NAGS)欠損症,および有機酸代謝異常症による高アンモニア血症の治療薬です。
NAGS欠損症は,アンモニアを尿素に変換して排泄する尿素サイクルに必要な酵素が先天的に欠損していることでおこります。有機酸代謝異常症は,アミノ酸を代謝するうえで必要なさまざまな酵素が先天的に欠損していて代謝の流れがせきとめられ,有機酸という物質が体内に過剰にたまる疾患で,イソ吉草酸血症,メチルマロン酸血症,プロピオン酸血症などがあります。
NAGS欠損症は,アンモニアを尿素に変換して排泄する尿素サイクルに必要な酵素が先天的に欠損していることでおこります。有機酸代謝異常症は,アミノ酸を代謝するうえで必要なさまざまな酵素が先天的に欠損していて代謝の流れがせきとめられ,有機酸という物質が体内に過剰にたまる疾患で,イソ吉草酸血症,メチルマロン酸血症,プロピオン酸血症などがあります。
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……高齢者
(3)服用法……(1)本剤を噛み砕いたり,丸ごと飲み込んだりせず,水に分散させて服用すること。分散に際しては,水以外の液体は使用しないこと。(2)コップや経口用シリンジなどの容器に本剤1錠あたり2.5mL以上の水を加え,静かに振盪(しんとう)して速やかに分散させ,分散後は速やかに服用すること。(3)本剤は完全には水に溶けないことから,本剤が容器に残った場合は再度水に分散させて服用すること。
(4)保存法……(1)開封前は交付されたボトルのまま2~8℃で冷蔵保存し,開封時には室温に戻してから使用すること。開封後はボトルの蓋をしっかりと閉め,湿気を避けて30℃以下の室温で保存する。(2)未使用の錠剤および分割錠はボトルの中で保存する。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。(「薬の知識」共通事項のみかた)
(2)慎重に服用すべき場合……高齢者
(3)服用法……(1)本剤を噛み砕いたり,丸ごと飲み込んだりせず,水に分散させて服用すること。分散に際しては,水以外の液体は使用しないこと。(2)コップや経口用シリンジなどの容器に本剤1錠あたり2.5mL以上の水を加え,静かに振盪(しんとう)して速やかに分散させ,分散後は速やかに服用すること。(3)本剤は完全には水に溶けないことから,本剤が容器に残った場合は再度水に分散させて服用すること。
(4)保存法……(1)開封前は交付されたボトルのまま2~8℃で冷蔵保存し,開封時には室温に戻してから使用すること。開封後はボトルの蓋をしっかりと閉め,湿気を避けて30℃以下の室温で保存する。(2)未使用の錠剤および分割錠はボトルの中で保存する。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
重大な副作用はありませんが,そのほかの副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(1)すぐに処方医に連絡する副作用……高揚状態/神経系障害,味覚異常,頭痛/多汗症,発疹/下痢,嘔吐/発熱/徐脈
(2)検査などでわかる副作用……トランスアミナーゼ増加
(2)検査などでわかる副作用……トランスアミナーゼ増加
併用してはいけない薬 解説
併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。
注意して併用すべき薬
海外評価 解説
- 5点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- C
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。
データ更新日:2023/09/27