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まらろんしょうにようはいごうじょう

マラロン小児用配合錠

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

その他の薬/寄生虫・原虫用の薬

解説タイトル

抗マラリア薬(2)

一般名 解説

アトバコン・プログアニル塩酸塩配合剤
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 /  1錠 246.80円

製薬会社 解説

グラクソ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

抗マラリア薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

[治療]成人(マラロン配合錠)は1日1回4錠を3日間,小児(マラロン小児用配合錠)は体重に応じて1日1回2~16錠を3日間服用。[予防]「基本的注意」の(4)を参照。

識別コード 解説

本体コード:GX CG 7

その他 解説

保険収載年:2013/2

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

マラリア

解説 解説

本剤は,ニューモシスチス肺炎治療薬のアトバコン(ニューモシスチス肺炎治療薬)と,海外でマラリア予防薬として使用されてきたプログアニル塩酸塩との配合錠です。メフロキン塩酸塩(抗マラリア薬(1))と同様に,マラリアの治療と予防の両方に用いられます。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*両剤の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……[治療・予防の場合]本剤の成分に対するアレルギーの前歴/[予防の場合]重い腎機能障害
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害/高齢者
(3)服用法……(1)本剤の配合成分であるアトバコンは絶食下では吸収量が低下するため,食後または乳飲料とともに1日1回毎日定められた時刻に服用します。(2)下痢や嘔吐をきたしている人ではアトバコンの吸収が低下する可能性があります。本剤の服用後1時間以内に嘔吐した場合には,再び服用します。
(4)予防のための服用……(1)通常,成人(マラロン配合錠)は1日1回1錠を,小児(マラロン小児用配合錠)は体重に応じて,11~20kgは1錠,21~30kgは2錠,31~40kgは3錠,41kg以上は4錠を,マラリア流行地域到着24~48時間前より服用開始し,流行地域滞在中および流行地域を離れた後7日間,毎日食後に服用します。(2)マラリア予防の第一は,マラリア媒介蚊に刺されないことです。防虫スプレーや肌を露出しない服装,防虫剤を染み込ませた蚊帳の使用も効果があるとされています。なお,本剤を予防目的で使用した場合は保険給付されません。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児(体重5kg未満)での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),多形紅斑。(2)重い肝機能障害,肝炎,胆汁うっ滞。(3)アナフィラキシー。(4)汎血球減少症,無顆粒球症,白血球減少。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(血管性浮腫,血管炎)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……頭痛,浮動性めまい,幻覚,不眠症/下痢,腹痛,悪心,嘔吐,口内炎,胃障害,口腔内潰瘍形成/発疹,じん麻疹,脱毛/発熱,食欲不振,せき
(3)検査などでわかる副作用……貧血/低ナトリウム血症,アミラーゼ上昇,肝酵素上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)本剤との併用で抗凝固作用が強まる可能性がある薬剤……クマリン系抗凝固薬(ワルファリンカリウム(ワルファリンカリウム)など)
(2)併用すると本剤の作用が弱まる薬剤……リファンピシン(リファンピシン),リファブチン(リファブチン),テトラサイクリン塩酸塩(テトラサイクリン系抗生物質),メトクロプラミド(メトクロプラミド
(3)本剤との併用で作用が弱まる薬剤……ジドブジン(エイズ治療薬(1)

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27