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注射薬

処方薬情報の見方

種別

注射薬

大分類/中分類

在宅で管理する注射薬/脂質異常症の薬

解説タイトル

高コレステロール血症治療薬

一般名 解説

エボロクマブ(遺伝子組み換え)
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

注射用剤 / 140mg1mL 1キット 24,302.00円

製薬会社 解説

アムジェン=アステラス

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

脂質異常症治療薬(ヒト抗PCSK9モノクローナル抗体製剤)

規制 解説

使用量と回数 解説

[家族性高コレステロール血症ヘテロ接合体および高コレステロール血症の場合]140mgを2週間に1回,または420mgを4週間に1回,皮下注射。[家族性高コレステロール血症ホモ接合体の場合]420mgを4週間に1回,または2週間に1回(効果不十分な場合),皮下注射。

識別コード 解説

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

家族性高コレステロール血症,高コレステロール血症→ただし,以下の(1)(2)を満たす場合に限る。(1)心血管イベントの発現リスクが高い,(2)HMG-CoA還元酵素阻害薬で効果不十分,またはHMG-CoA還元酵素阻害薬による治療が適さない

解説 解説

エボロクマブはヒト型モノクローナル抗体で,PCSK9(プロ蛋白転換酵素サブチリシン/ケキシン9型)の働きを阻害することでLDLコレステロール値を低下させ,脂質異常症を改善する注射薬です。
本剤は,(1)心血管イベントの発現リスクが高く(狭心症,心筋梗塞,非心原性脳梗塞,末梢動脈疾患,糖尿病,慢性腎臓病などの罹患または既往歴など),(2)HMG-CoA還元酵素阻害薬(HMG-CoA還元酵素阻害薬)で効果が不十分,またはHMG-CoA還元酵素阻害薬による治療が適さない場合(この薬剤の副作用の既往などで使用が困難,または禁忌の人)にのみ使用が認められています。HMG-CoA還元酵素阻害薬と併用して使用しますが,HMG-CoA還元酵素阻害薬による治療が適さない場合は単独で使用します。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*両剤の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……重度の肝機能障害
(3)自己注射法……〈保存〉凍結を避け,2~8℃で保存する。〈注射前〉(1)本剤を注射前数十分程度,遮光した状態で室温に戻してから注射すること。(2)本剤を激しく振るわないこと。(3)内容物を目視により確認し,変色,にごり,浮遊物が認められる場合は使用しないこと。〈注射部位〉上腕部,腹部または大腿部とし,同一部位への反復投与は行わないこと。皮膚が敏感なところ,皮膚に異常のある部位(傷,皮疹,炎症,硬結など)への注射は避けること。
(4)定期的に検査……使用中は血中脂質値を定期的に検査し,本剤に対する反応が認められない場合には使用を中止します。
(5)妊婦,授乳婦などの使用法……[HMG-CoA還元酵素阻害薬と併用する場合]妊婦または妊娠している可能性のある女性,および授乳婦は使用してはいけません。HMG-CoA還元酵素阻害薬において,ヒトの胎児の先天性奇形などが現れたとの報告があります。[単独で使用する場合]妊婦:有益と判断されたときのみ使用。授乳婦:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
(6)その他……
・小児での安全性……未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

重大な副作用はありませんが,そのほかの副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)おこることがある副作用……心筋虚血,動悸/下痢,鼓腸,胃粘膜病変,食道静脈瘤,悪心/注射部位反応(疼痛,紅斑,内出血,腫脹など),無力症,倦怠感,末梢腫脹,インフルエンザ様疾患/肉離れ,腱断裂/糖尿病/筋肉痛,筋痙縮(けいしゅく),関節痛,背部痛,四肢不快感,四肢痛,筋力低下/感覚鈍麻,頭痛/不眠症/女性化乳房/慢性気管支炎,せき,上咽頭炎,上気道感染/発疹,そう痒性皮疹,皮膚炎,皮膚しわ,じん麻疹,血管浮腫/潮紅/インフルエンザ
(2)検査などでわかる副作用……貧血/肝機能異常/CK上昇,頸動脈内膜中膜肥厚度増加,低比重リポ蛋白減少,血小板凝集亢進,尿中蛋白陽性,尿中ビリルビン増加

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27